私のリファレンスCD-4

クラシック編です。私はクラシックを聴くことは聴くのですが、かなり偏っていて、ルネッサンスの声楽からせいぜいモーツアルトくらいまでで、それ以降のロマン派の音楽のことは、よく知りません。クラシックギターに限っては、近代、現代の音楽も聴いたりします。

というわけで、オーディオリファレンスに使うのは、例えばこういうのです。

カウンターテナーのダニエル・テイラーによるヴィヴァルディの「スターバト・マーテル」です。
柔らかい弦楽をバックに、ノンビブラートの美しい歌声が響きます。こういうのが気持ちよく聴ければOKですね。
https://www.allmusic.com/album/stabat-mater-mw0001432648
2曲目から聞いて下さい。

ついでにダニエル・テイラーのもうちょっと、わかりやすい曲もリンクしておきます。
「アベマリア」ばかりを集めたアルバムです。これは多分最も有名な、シューベルトのアベマリア。

 

こちらは、やはりカウンターテナーのアンドレアス・ショル。バッハの「アルトのためのカンタータ集」から。右側の人は指揮者です。ショルはこんな怖い顔じゃなくて、ハンサムです。ちょっと最近太めだけど。

このアルバムも、弦楽が非常に柔らかいんです。古楽器演奏なのにロマンチックで、感動的なバッハです。

バロック・ヴァイオリンのレイチェル・ポッジャー もお気に入りです。これはバッハの協奏曲集。
チャンネルクラシックってレーベルは、録音もよいのでうれしいですね。

https://youtu.be/rr_FqFO6yoM

ルノー・カピュソン、台北コンサート

フランスのヴァイオリン奏者、ルノー・カピュソンのコンサートに行ってきました。カピュソンって名前だけは知ってるものの、CDも聞いたことがなかったのですが、プログラムがモーツアルトのヴァイオリン協奏曲1番、4番、5番ということで、是非生で聴いてみたくて行ってまいりました。

いやいや、すごく艶のある音色っていうのでしょうか、美音です。モーツアルトは良いですね。最近、イザベル・ファウストのモーツアルト、ヴァイオリン協奏曲集のCDを買ってよく聴いているので、曲にも馴染みがあるし、大変楽しめました。

アンコールは最近出たばかりの映画音楽集からかと思いきや、これもモーツアルトのヴァイオリン協奏曲2番の3楽章でした。うーん、なんか得したような、でも映画音楽も聴きたかったような。

しっかり、CDも買って帰ったので、仕事が終わってから楽しむことにします。

場所は国家音楽廳。この建物です。


3Fのステージ横のボックス席が空いてたのでそこにしました。ステージから向かって左側にしたのですが、逆のほうがヴァイオリン演奏の手がよく見えるようでした。次の機会があったら反対側に座ろう。コンサートの席って悩みますよね。私はこの会場ではいつも横のボックス席です。なぜなら、人の頭がじゃまにならないからです。

今日は演奏しませんでしたが、映画音楽集が発売されたばかりで、人気のようです。クラシックが苦手な人もこれなら楽しめそうですね。今仕事中ですが、早く片付けて買ってきたCD聴きたいです。

 

台湾の喫茶店

よく台北市内の上島珈琲店に行くのですが、特に週末の午前中はモーニングサービス目当ての家族連れが多いんですよ。それでね、何が言いたいかと言うと、一部マナーの悪い人たちがいるのが気になるんですよ。どう悪いかと言うと、飲み物だけ頼んで、コンビニで買ってきたっぽいヨーグルトだとかバナナとか取り出して食べてたり、もっとひどいのはタッパーに入ったお弁当らしくものを広げて皆でシェアしてたりとか。

店員さんたちも、注意しにくいのか、まあ一応飲み物を頼んでいる限りお客さんですからね。日本の喫茶店にはあまりいませんよね。あまりっていうか、注意されちゃいますよね。

これはほかの喫茶店でみた光景ですが、10人位のおばさんの団体で、飲み物を頼んだのはその中の5〜6人。他の人達は何も頼まずに、水やら、持ち込みの飲み物を飲んでいるんですよ。さすがに店員さんが最低消費について説明っていうか、なにか頼んでくださいって注意してるみたいですが、「他の店では注意されなかったのに、どうしてこの店は…」みたいな中国語が聞こえてきます。これはちょっと、いかがなものかって、いうか何も頼まないなら喫茶店に入るなよな。喫茶店て、無料貸し会議室じゃないんだから、って思っちゃいます。

まあ、台北の都会っ子の若い人たちは、そういう人たちはいなくなって来たと思いますが、やっぱりマナーって大切だと思うんですよね。

オチはない、おわり。

 

私のリファレンスCD-3

で続きですが、ロックやポップスはあまりオーディオのチェックに使わないんです。ジャズや、クラシックがきれいにっていうか、バランスよく鮮明に低音から高音までちゃんと聴こえれば、もう良いじゃないですか? ロックもきっと良い音で鳴るんですよ。ってこともないのかな。

ロックじゃないけど、アリソン・クラウス&ユニオンステーションは非常に好きでよく聴くし、録音も優秀なのでヘッドホンのリファレンスにはもってこいですよ。

最近のスタジオ録音はもちろん、ライブも信じられないほど音が良いです。もちろん歌も演奏も良いですよ。台湾は無理にしても、来日してほしいですね。アメリカまで見に行きたいくらいですけど、一人旅行は苦手なのとお金かかりすぎるので、行けません。

他にはジェイムス・テイラーとかも好きなので、ヘッドホン買った後よく聴いてましたね。

https://youtu.be/1bO9ORrH2ec

髪がまだフサフサですね。「Gorilla」ってアルバムです。1曲目の「Mexico」3曲目の誰かのカバー曲(誰のだっけ?)「How Sweet It Is (To Be Loved By You)」が特に好きです。

まだ続くよ

私のリファレンスCD-2

ジャズにのインストルメンタルでは、ピアノトリオが好きなんで、オスカー・ピーターソントリオの、「プリーズ・リクエスト」「ザ・サウンド・オブ・ザ・トリオ(シカゴのロンドンハウスのライブ)」を試聴します。古い録音だけどレイ・ブラウンのベースが、はっきり聞こえるし、ドラムのブラシも超気持ち良いんです。「プリーズ・リクエスト」はリファレンスアルバムの定番のようです。「コルコヴァード」最初辺りのベースがかっこいいです。どちらかというとビギナー向けの選曲ですが、全曲おすすめです。飽きませんよ。

  

「プリーズ・リクエスト」のQuiet Night and Quiet Stars(Corcovado) 

https://www.amazon.co.jp/We-Get-Requests-Oscar-Peterson/dp/B0000047D5

↑ amazon で全曲試聴できます。

他には澤野工房のピアノトリオもリファレンスに最適ですね。一番のおすすめは、粋にスウィングするフランスのセルジュ・デラート・トリオ。その他にはロバート・ラカトシュ・トリオ、最近のエルマー・ブラス・トリオなども良いです。もっと現代的なジャズなら、ロベルト・オルサー・トリオもECMっぽい雰囲気で素晴らしい。こういうのこそ良い音で聞かなくちゃって感じです。

セルジュ・デラート・トリオの「ブラジリアン・ライク」

ロバート・ラカトシュ・トリオの「ネバー・レット・ミー・ゴー」

澤野工房のピアノトリオは、録音も優れてて、オーディオの試聴に最適の気持ち良いアルバムの宝庫です。
ぜひ聴いてみて下さい。

セルジュ・デラート・トリオ、他のアトリエ澤野シリーズが試聴できます。

https://www.jazz-sawano.com/collections/as-series>>

 

次回に続く

私のリファレンスCD-1

スピーカや、イヤホン、ヘッドホンなどを買う時に、決まったお気に入りの曲を試聴する人が多いと思います。こういうのを、リファレンスCDというそうですよ。わたしにもそういうのあります、リファレンスCD。

などと偉そうに書いていますが、私が、ちゃんとしたオーディオ装置で音楽を聞くようになったのは数年前からです。若い頃はお金がないのも有って、ラジカセとか、ミニコンポで満足していましたからね。ヘッドホンも安物で何でも良いやと思ってましたしね。ここ数年で考え方が変わりました。良い音楽は装置なんか関係ないと言う人もいますが、やっぱりある程度、良いスピーカや、ヘッドホンなどで音楽聴くと、ずっと音楽が楽しめるようになりますよ。(まあ当然なんですけど)

以前使っていたミニコンポ(ミミコンポ)

私は、ジャズが好きなんです。ヘッドホンなどを買うとき、まず試聴するのはたいてい、新し目のジャズボーカルです。えーと、まずソフィー・ミルマン。彼女のCDは全部良いのですが、試聴に使用するのは、「take love easy」の1曲めの「ビューティフルラブ」。有名な曲です。歌なしでも、有りでも名演がたくさんありますが、私は彼女の「ビューティフルラブ」大好きです。出だしはウッドベースとヴォーカルだけです。このベースの音、ボンボンと大きな音がするだけではだめなんです。ブーンと、ウードベース独特の、指で弾いて唸る音が気持ち良いんです。それに乗ったヴォーカルも、曇りのない、かと言って高音が突き刺さらない、澄んだ音がすると良いですね。この曲が気持ちよく聞ければ、最近のジャズボーカルモノは、大丈夫じゃないでしょうか。

次は「エミリー・クレア・バーロウ」の「ザ・ヴェリー・ソート・オブ・ユー」。曲は1曲目のタイトル曲。歌だけから始まる部分。ここをじっくり聞いてみて下さい。しっとりした中に、少し子供っぽい可愛らしさを感じさせる歌声です。昔から色んな人が歌っている有名なスタンダード・ナンバーですが、このアレンジとこの歌い方、大好きです。
このページで試聴できます。

http://www.e-onkyo.com/music/album/2xhdem1038/

他にもよく試聴するのは、ヘイリー・ロレンのアルバム「青い影」。1曲めと2曲めが特に、試聴にも向いてると思います。
THEY OUGHTA WRITE A SONG、とA WHITER SHADE OF PALE(青い影)です。

よく「あえぎ系」と称されるだけあって、ほんとに喘いでます。自由自在に気持ちよく、裏声にひっくりかえります。くせになりますね。やはり若干エコーが掛かったボーカルが澄んで聴こえてほしいです。

他にはステーシー・ケントなら「Breakfast on the Morning」「CHANGING LIGHTS」が特に良いですね。

「CHANGING LIGHTS」の「This happy Madness」という曲です。前回紹介した、ダイアナ・パントンの歌と比べてください。

とにかく歌はうまいし、声はキュート、演奏も言うことなしで、2枚ともスタンダードから、ボサノバまで、ステーシー声の良さ、歌の巧さを活かしたアルバムです。もちろん録音も良いので、ちょっと良いヘッドホンで聞くのをおすすめしますよ。

続きは次回。

ダイアナ・パントンのライブCD

先日、女性ジャズボーカルのダイアナ・パントンのライブCDを買ったんですよ。

何枚かCDを持ってるし、3年くらい前にライブにも行ったし、一応好きなんですけどね。えーと歌はなかなか良いんですよ。(ライブだし、ちょっとだけ声がうわずってますけど、まあこれくらいは…)選曲もジャズのスタンダードから、得意なボサノバまであって良いんですけどね。

台湾でのライブなんですよね。台湾では、この人かなり人気なんですよ。
えーと問題はですね。
最初の挨拶。
拍手に応えて、いきなり台湾語で「タケホー」ですよ。

しっとりしたバラードや、スローなボサノバを得意とするダイアナ・パントンが「タケホー」ですよ。まだ中国語で「ニイハオ」なら許せますけど、CDの一番最初に「タケホー」なんて言われたら、ガクッてきてしまって、聞く気がしなくなっちゃいました。誰が言わせたんだよ、全く。

「タケホー」っていうのは「皆さんこんにちは」って意味なので、間違ってはないんです。そういうことを言ってるんじゃなくて、台湾語って、どちらかというと台湾の方言のようなもので、田舎っぽいイメージが強いんですよね。日本でいうと、大阪のコンサートで「まいど」とか「おおきに」っていう感じですかね。その場では面白いし、場を盛り上げるかもしれないけど、何度も聴くCDの最初にそういうの嫌じゃないですか? 私は嫌です。

えーと、それだけです。

ダイアナ・パントン、確か12月にまた台湾に来るみたいです。
私は前に行ったので、今回はパスです。(最近同じことばっかり書いてるな)

お好きな方はどうぞ。

CDを買う方は、ライブは避けて、まずはスタジオアルバムからどうぞ。

この辺から、もしくはボサノバのアルバムもオススメです。
これは「RED」ってアルバムの「 Say It Over and Over Again」です。
良い曲ですね。ジョン・コルトレーンも「バラード」で演奏してましたね。

 

ボサノバのアルバム「To Brazil With Love」から「This Happy Madness」です。
これも良い曲ですね。