SNOOPY BOOKS 全86巻ボックスセットを買いました。

2019年にも出て、すぐ売り切れで、2021年にも限定復刻されたのですが、私が知ったのは、かなり後になってで、もう売り切れでした。でもネットで見てたら欲しくなって、割高でしたが新古品を注文し台湾に送ってもらいました。送料なども入れるとかなり高くつきましたが、中学生の頃、夢中になって読んでいたので、嬉しいです。

私は、子供時代から高校生くらいまで、周りの皆んながよく読んでいた、週刊少年漫画、サンデー、マガジン、ジャンプなどは、それほど興味もなく、あれば読むけど自分では買ったことがなかったです。
でもピーナッツブックス(スヌーピーの漫画の正式名です。)は、好きで何度も読み返していました。もう40年以上前の話です。
私が住んでいた広島には、ピーナッツブックスが丸善書店にしかおいてなく、小遣いも少ないので、2ヶ月に1冊くらいのペースで、自転車で買いに行ってたのを覚えています。

最近、猫等のために、大掛かりな断捨離をしました。その時にかなり漫画や小説も捨てたのですが、「こち亀全巻」は捨てられません。何度も読み返しています。それとこの、スヌーピーブックスも多分一生捨てないと思います。
寝る前に少しずつ読んでいます。

「ことっとスタート」

今年のはじめにアマゾンプライムで観た映画、「素敵なウソの恋まじない」が
非常に面白かったです。

ダスティン・ホフマン&ジュディ・デンチの主演です。
ジュディ・デンチって、どこかで観たことあるなあと思ったら、
007シリーズで「M」を演じていた人ですね。

M役のときはショートカットだったので、すぐにはわかりませんでした。
映画は一応、おじいさんとおばあさんの恋愛ものなのですが、
これが非常におかしくて奇妙なストーリーなんです。

ストーリーを書いちゃうと面白くないので、
是非、観て下さい。

よくこんな、妙なストーリーを考えるなと思ったら、
原作はロアルド・ダールでした。
そうです、『チョコレート工場の秘密』を書いた人です。

原作ってどんなんだろうと思って、本を買って読みました。
「ことっとスタート」というタイトルです。
面白いんだけど、意外なことにすごく短くて、このまま映画化したら、
短編映画にしかならないボリュームでした。

映画の脚本は、非常にうまく原作の味を損なわず、ストーリーを膨らませています。

まあ、とにかく、ロアルド・ダール的な妙な話が好きな方は必見ですよ。
音楽も良いんです。ルイ・アームストロングの歌が全編に流れ、
非常に効果的でした。


特にラスト近くにかかっていた曲「お久しぶりね」(It’s Been a Long, Long Time)が非常に好きでした。
itunesでルイ・アームストロングのベストアルバムをダウンロードしました。最近よく聴いてます。良い曲ですよ、聴いてみてくださいね。

 

 

いま読んでる本と、これから読む本

明けましておめでとうございます。

2020年はさんざんな年でしたが、今年は少しでも状況が良くなることを願っています。毎年書いてますが、台湾はお正月といえば旧暦の正月です。ですから、新年の休みは元日の1月1日です。今年はたまたま、土日が続いたので、3連休になりました。

私は読書三昧です。大好きなんだけど、最近滞っていたミステリーを毎日読んでます。特に好きなのが、ジェフリー・ディーヴァーとマイクル・コナリー。

ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズは読み始めたら、やめられません。

マイクル・コナリーの「刑事ボッシュ」シリーズはAmazonプライムでドラマ化されたものが観られるのですが、シーズン2でやめました。ドラマとしてはよく出来ていて、そこそこ面白いのですが、どうも私の中のボッシュのイメージと、ドラマの俳優さんが合わないのです。


最近読んだ本と、今読んでる本。故児玉清さんも大ファンだった、J.ディーヴァー。


これから読む本 。とりあえず無くなる前に買っておいた。マイクル・コナリーを読み終えたら、カリン・スローターだ〜

最近買ったCD。昨年出たCDだけど、録音は2005年。
オールマン・ブラザース・バンドのライブ!!!!

映画「マチネの終わりに」観ました。

先日、東京に一時帰国したついでに、気になっていた日本映画「マチネの終わりに」を観ました。(台湾では数ヶ月遅れて公開されるようです。)原作は平野啓一郎さんの小説です。一応恋愛小説と言ってもよいかと思います。主人公がクラシックギタリストということで、原作も読んだし、原作とタイアップした福田進一さんの演奏が収められた2枚のCDも聴いてました。

映画は、原作とは変更された箇所もあるし、少しニュアンスも違う箇所もあるのは仕方ないですけど、かなり良かったと思いますよ。私のようなジジイが観ても心が動かされました。非常に美しくも切ないんですけど。ギターファンには有名な曲、バリオスの「大聖堂」が幾度か使われて、非常に印象的でした。

それにしても、ピアノやピアニストが主役の小説やコミックス、映画は多いと思いますが、クラシックギタリストが主役の小説や映画なんて、わずかしかないと思います。全編ギターの音色が楽しめて、クラシックギターファンには嬉しいですよね。

人気若手ギタリスト、ティボー・ガルシアが実名で登場するのもギターファンには嬉しいサプライズです。僅かな登場ながらピッタリの役柄ですね。もちろん石田ゆり子さんも福山雅治さんも良かったです。サントラCDも買いましたが、なんとテーマ曲は福山雅治さんのクラシックギターによる演奏です。たいしたものですねえ。良い曲ですので楽譜がでれば私も弾いてみたいです。

小説とのタイアップCD
   
マチネの終わりに/福田進一  マチネの終わりに and more/福田進一 他

映画「マチネの終わりに」オリジナル・サウンドトラック

福田進一

映画を観たのは、日比谷のTOHOシネマです。日本で映画を観たのって二十数年ぶりです。日比谷に行ったのなんて数えるほどしかないし数十年ぶりなので迷ってしまいました。

ところで、ネットでチケット予約したのですが、シニア割引で1200円です。おおおおお〜、いつのまにシニア割引通用する歳に。実際60歳になったのだから、まあそうなんだけど、こうして割引が通用するのって嬉しいんだか、悲しいんだか。はあ。

ティボー・ガルシア

誠品敦南店、閉店まで183日

って、いうことです。

誠品書店の他の店はもちろん続けて営業しますが、旗艦店とも言えるこの敦南店が
2020年5月いっぱいで閉店します。

私は台北に住むようになって、どれだけ、ここでCDを買ったことでしょう。
恐ろしいほど、貢いでますよ。

近所だし、書店は24時間営業だし、文具売り場も充実しているし、
スタバも入ってるし、週末には必ず訪れている場所です。

寂しいなあ、後10年くらい営業してほしかった。

これは、一階に置かれた、閉店日時を知らせる秒読み時計です。
様々な書籍300冊が積まれているということです。

マチネの終わりに

4連休です。連休二日目も台北は良いお天気です。

午前中は、上島珈琲明曜店でモーニングを食べ、ユニクロ明曜店をウロウロしてから、

部屋に戻り、「マチネの終わりに」(平野啓一郎著)を読んでます。

もうすぐ上映の映画も見たいので、先に小説を読みます。(映画、台湾で上映されるのかな)

恋愛小説なんて、普段絶対読むことがないのだけど、

これはクラシックギタリストの話ということなので、特別です。

最初のページから、アランフェスとか、パリコンクールとか、

クラシックギターファンには嬉しい単語の連続です。

サウンドトラックCDではなんと福山雅治さんもテーマをギターで演奏しているそうです。

サウンドトラックとは別に福田進一さん演奏のこの小説のためのCDも2枚出ているそうですよ。

欲しいな。小説の感想は、また今度、読み終えてから。

最近読んだ本

3日間の連休があったので、以前から気になっていた、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を読みました。文庫になったしね。皆さんご存知かと思いますが、ピアノコンクールの話です。文庫だと、上下2巻に分かれた、かなり長い小説ですが、本当に最初から最後までピアノコンクールの話なんで、驚きです。濃いです。

読んでると、当然のごとく文中に出てくるピアノ曲が聴きたくなります。私はバロック音楽とかは好きなのですが、ここで語られるようなロマン派や近代のピアノ曲には全く疎いんです。なので、曲名が出てくるたびに、どんな曲なんだろうとウチにCDもないしなあと気になって、iTune musicやYoutubeで曲を探して聴きながら読みました。

この話に出てくるピアノコンクールって、わりとレベル高めなので、弾かれる曲もスクリャービンとか、バルトーク、リスト、ドビュッシーの練習曲とか、聴いても私にはよくわからない曲が多くて、ちょっと戸惑いました。かといって、小説自体は全く難しくありません。平易な文章なので、登場人物に感情移入できるっていうか、いやでもしてしまうし、ピアノコンクールを通して様々なストーリーが語られて、思わず引き込まれます。私、本を読むのは遅い方だと思いますが、三日間で時間のあるときは、やめられずずっと読んでました。

登場人物が、その後どんな活躍するんだろう、その後の物語も読んでみたいですね。というわけで、素敵な小説です。クラシックファンでなくても絶対楽しめると思いますよ。未読の方は是非。

※読み終わる頃発見したのですが、この小説に出てくる曲を収めたCDが出てるのですね。
2枚組みのものと、8枚組みのものがあるようです。
買おうかなと、ちょっと迷ってます。