ジャズオルガンのお勧め

腱鞘炎は、回復はしているものの、まだ完治とは言えません。薬指の関節を抑えると痛かったりします。ロクソニンは使わずテーピングが良いというので、テープだけで保護して、指をなるべく動かさないようにしています。ステロイド注射も治りが早いよ、と言われて打ちました。もうしばらくの辛抱です。

クラシックギターを弾きたくてウズウズしています。クラシックギター初心者の皆さん、私みたいにならないよう、くれぐれも左手の脱力には気をつけましょう。絶対無理をしてはいけませんよ。

変わって、今日はジャズの話題です。
最近はCDは買わず、もっぱら欲しい音源は、Apple Musicでダウンロードしています。オタク道、地に落ちたり、です。何か間違ってる気もしますが、あまり物を増やしたく無いというのもありますし、ダウンロードってCD買うより安いし…(みたいなちっちゃい事を考えてしまいます)

まあ、それは良いとして、最近の最高のお気に入りは、ジャズオルガンの敦賀明子さんです。私は、一番好きなのジャズは、1950年代後半から1960年代前半の頃のものです。そういう人、特に日本に多いですよね。特に好きなのはブルーノートレーベルです。ジャズオルガンの入ったものも格別好きです。いつもiphoneには、ジミー・スミスが何枚か入っています。ブルーノートレーベルはジャズオルガンの宝庫ですよね。

ジャズでも、他の楽器はともかくハモンドオルガンといえば、男性の黒人が演奏するものっていう感じがありますよね(私はありました)。少なくとも、その頃のジャズオルガンはそうでした。女性オルガン奏者といえば、シェリー・スコット(黒人女性)くらいしか思い浮かびません。

ほんでもって、正統派のジャズオルガンって、1960年代後半くらいから、変わっていくっていうか、無くなっちゃうんですよね。どんどんジャズじゃなくなって、ソウルになっていくんです。エレキベースとかも入って、リズムも8ビートだか16ビートだかわかんないけど、バスドラがズドンズドンと前面に出てきて、これはもうジャズファンの聞く音楽じゃないのです。

話が長くなりましたが、先日思いついて、そういえばニューヨークで活躍している日本人女性オルガン奏者がいるって何かで見たなと、思い出して試聴したら、これがびっくり。まるでブルーノート最盛期の正統派ジャズオルガントリオではないですか。しかも超絶に上手いし、最高にグルービーだし(意味わかんないけど)、大興奮です。とにかくカッコ良い! 早速2枚ほどダウンロードして、毎日のように聴いています。アルバム全部ダウンロードする予定です。

このビデオだけでは、敦賀明子さんの凄さが伝わらないと思うので、下のビデオのオルガンソロも見てくださいね。完全に主役のルー・ドナルドソンより目立ってますね。うー、カッコ良い。

最近のダウンロード、(ジャズ・テナーサックス その2)

このあいだの記事の続きです。

先日も書きましたが、普段は50〜60年代前半くらいのジャズを主に聴いているオジサンなので、最近のテナーサックス奏者のことはあまり知りません。というわけで、新しめのテナーサックスが主役のアルバムを雑誌を参考に、アップルミュージックで物色して見ました。ただし、私の言う「最近」とか「新し目」とは、ここ30年くらいってことですからね。

まずは
チャーリー・ヘイデン
(ベース)とマイケル・ブレッカー(テナーサックス)。「アメリカン・ドリームス」

雑誌「ジャズ批評」のテナーサックス特集で、好きなアルバムに挙げている人が多かったので聴いてみました。正直言って、マイケル・ブレッカーのサックスは、それほど好のみではなかったんだけど、このアルバムは、本当に素晴らしい。聴いて良かったです。どちらかと言うとベーシストのチャーリー・ヘイデンがリーダーのアルバムみたいです。ストリングス入りのバラード集ですが、アメリカンルーツミュージックの雰囲気もあり、ジャズという狭い括りには入らない、夢見心地の美しいアルバムです。ピアノはブラッド・メルドーだそうです。ジャケットも良いですね。ジャズファンでなくても、是非一度聴いてみてください。

 

次は、James Allsopp(ジェームス・アルソップ) Quartet、「 I’m a Fool to Love You」
全然、名前も聞いたことがありませんでしたが、お気に入りです。

タイトル曲はフランク・シナトラも歌っていた古い曲ですね。昭和ムード歌謡って感じの曲ですが、私は大好きです。他にも、The Man I Love、I Was Doing Alright 等、有名な曲が入っているので、私のような保守派のジャズファンにも楽しめます。夜にぴったりの、しっとりした演奏です。

 

スコット・ハミルトン・プレイズ・ジュール・スタイン。

次は、私も大好きな、スコット・ハミルトンです。さすがに私でも知っています。ヴィーナスレコードからもアルバムも何枚か出ているし、日本でも人気ありますよね。時代に流されず、ずっとスイング路線で、アルバムもたくさん出ています。私も5〜6枚持っています。アップルミュージックで色々試聴していて、これが気に入りました。
ジュール・スタイン作品集ということですが、私はこの作曲家のことを知りませんでした。でもアルバムを聴いてみると結構知ってる曲が多かったです。ミュージカル作品で有名な作曲家のようです。
ジュール・スタイン(Jule Styne, 1905年- 1994年)(Wikipedia)>>
今のところ、スコット・ハミルトンのアルバムの中で、個人的に一番お気に入りです。何と言っても良い曲ばかりです。誰が言ったか知りませんが「ジャズに名曲なくて名演あり」という有名な言葉があります。でも、どちらかというと私は、「アルバムは曲で選ぶ派」、「スタンダードをたくさん聴きたい派」なので、こういう古いスタンダードの名曲集は好きなんですよね。

いかがでしたか? 今日は紹介しませんでしたが、スコット・ハミルトンが気に入った方は、ぜひハリー・アレンも聴いてみてください。同じ傾向の、日本でも人気あるテナーサックス奏者です。

 

最近のダウンロード、(ジャズ・テナーサックス その1)

私は、クラシックギターや、バロック音楽も好きなんですが、
一番よく聴いているのは、多分ジャズだと思います。

それにしても、最近は台北もCDの充実しているショップが少なくなりました。
以前は、よく近所の誠品書店(敦南店)のCDショップで、CDを買いあさってました。
1年に100枚以上買うこともあり、ほとんどの店員さんに顔も覚えられてたのですが、
敦南店も閉店したし、(閉店前からCDは以前に比べ全然少なくなっていましたけど)
誠品書店信義店も最近、CDはわずかしか置いてありません。

CDとレコードあさりが趣味だった私も、ネットワークプレーヤーを買ってからと言うもの、アップルミュージックでのダウンロードが多くなってしまいました。しかもアップルミュージックではロスレス配信が、以前からの価格同じで出来るようになったため、CDを買ってリッピングして、ネットワークプレーヤーで聴くのと同じことなんですよね。しかもダウンロードだって、CD買うより全然安いし。

だったら、CD買わなくても良いか、もっと言えば、ダウンロードもしなくて良いか、いつでもアクセスすれば聴けるんだし。ってなっちゃいますよね。

なんだか、CDが売れなくなり、CDショップも少なくなるのは悲しいけど、私もそれに加担しているのだし、複雑な気持ちです。

と言うわけですが、最近のダウンロードから、お気に入りを紹介します。
ジャズはピアノトリオも好きですが、一番好きな楽器は、テナーサックスです。
よく聴くのは50〜60年代のジャズばかりなので、新し目のサックス奏者の演奏も聴きたいと思ってたんです。

ちょうど、雑誌「ジャズ批評」の最近の号にテナーサックス特集があったので、参考にして、いろいろ(まあまあ新し目のテナーサックス奏者の)アルバムを物色してみました。

一番好きだったのは、ラルフ・ムーアとラリー・マッケンナ。
二人ともジャズ通の間では有名らしいけど、全く知りませんでした。私はあまり小難しいのは、ダメなんですが、これはどちらも一聴して虜になりました。

 

これは、ラルフ・ムーアとベースのレイ・ブラウン・トリオとの共演盤。
1990年のアルバムだそうです。(新しいってほどじゃないか?)よく歌うサックスですよね、気持ち良い〜。

 

これはFred Wackenhutトリオとラリー・マッケンナの共演。ブルーノートのHank Mobleyの代表作「 Soul Station」に入ってた曲ですね。良い曲だ。

 

 

次は、グラント・スチュワート。この人も人気あるらしいけど、初めて聴きました。
この曲、Minor Mishapは50年代の名盤「Flanagan, Coltrane, Burrell / The Cats」に入っていた曲です。これぞテナー・サックスの音色って感じですね。中低音が魅力的です。2020年のアルバムだそうです。(これは新しいですね。)

 

他にもオススメがあるんですが、今日はここまで。