月別アーカイブ: 2014年8月

John Pizzarelli 台北コンサート

1週間前の8月23日、台北でジャズボーカル、ギタリストのジョン・ピザレリのコンサートに行ってきました。
ギターとヴォーカルのジョン・ピザレリとピアノ、ベース、ドラムのカルテットです。

pizzarelli

男性ジャズボーカルはほとんど聞かないんですが、ジョン・ピザレリは好きで寝る時なんかによくかけてます。

古いスタンダード、ナット・キング・コールやフランク・シナトラのナンバーなど古き良き時代のレパートリーが多く、温かみのある、時にちょっととぼけたヴォーカルも味わいがあるんです。ギターも最高にかっこよく、ギターのアドリブとスキャットのユニゾンなんて、もうぞくぞくします。

ライブ・アルバムを持っているので、ある程度は予想していたけど、ジョーク満載のライブでした。
この人、やたら曲の合間のトークが長いんです。
私は英語が苦手なので半分も聞き取れず、くやしかったですが、台湾のお客さんは大笑いしてた人が多かったです。

聞き取れた部分だけ、一つ紹介します。(細部は省略、間違いもあるかもです)

「〜〜ビートルズのカヴァー集を何年か前に録音して、日本では評判が良かったんだけど、
アメリカでは、それほど良くないんだ。
amazon.comでカスタマーレビュー見てて、「アビーロード・キル」ってタイトルで、
このCDの悪評を書き込んでる奴がいるんだ。〜〜〜〜〜〜

それで、2年前になんとポール・マッカトニーと共演することになって、バックでギターを弾いたんだ。
ピアノはダイアナ・クラールでね。
その日のことなんだけど、ポール・マッカトニーが僕のところに来て言ったんだ。

『やあジョン、ビートルズのカヴァー集作ったよね、あれ凄く良かったよ。』

〜〜うーん、amazon.comにポール・マッカトニーが凄く良かった!って書き込んでくれれば良いのに〜〜」

家に帰って、ホントかなーとamazon.comの「John Pizzarelli Meets The Beatles」のカスタマーレビューをチェックしたら、本当にAbbey Road Killってタイトルもみつかりました。他にも Don’t buy this albumとか、星ゼロにしたいけど、Amazonは星ひとつからだから、しかたなく星ひとつだ! とか言いたい放題の評もありますね、確かに。

こんな話を延々としてから、ビートルズナンバーをいくつか歌ってくれました。
キャント・バイ・ミー・ラブ、CDではブラスが入ってますが、ライブではカルテットでの演奏。
ジャズっぽいリズムでエキサイティングで良かったです。
アンド・アイ・ラブ・ハー、これはCDと全く違うアレンジ。ギターだけでの弾き語。CDはちょっと甘すぎて、私はライブのほうが好きだった。

コンサート終盤では、いろんなミュージシャンの歌マネも飛び出し、もうやりたい放題でした。
ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン(本人や熱心なファンが聴いたら気分悪くするかも)、
スティング、ビーチボーイズ…
ビリー・ホリディ…マデリン・ペルー…ビリー・ホリディ(つまり歌い方がほとんど同じってこと?)
ジョニー・キャッシュ(ギターの振付けつき)….
このコーナー、結構長くて15分以上歌ってたんじゃなかろうか?

最後は、As Time Goes ByやAll Of Meでしっかり、締めくくってくれて安心しました。

お腹がよじれるほど笑ったのは確かですが、ジョン・ピザレリって、どこでも、例えば東京のおしゃれなジャズライブハウス、コットンクラブみたいなとこでも、こんなことやってるのか、大丈夫かななんて余計な心配をしてしまいました。常にお客さんを喜ばせてないと気がすまないって性格なんでしょうね。

ビートルズカヴァー集はともかく、おすすめのCDはたくさんありますよ。
機会が有ったら聴いてみてください。

Rare Delight of You (ジョージ・シアリングカルテットとの共演盤、ジャケットにも注目、ナット・キング・コールが数十年前にジョージ・シアリングカルテットと共演盤のパロディです。)
Let There Be Love(しっとりとしたThese Foolish Things、リラックスしたスピードでスイングするStompin’ At The Savoyなどどれも良いんだなあ)
Live at Birdland(2枚組のライブです、英語の分かる方は、トークも楽しめます。)、
Dear Mr. Cole(ナット・キング・コールのレパートリー集、これ持ってないよ、買わなくちゃ)
Knowing Youも良いなあ、The Shadow Of Your Smileとか泣けちゃいます。

(一応アマゾンの紹介ページにリンクしたけど、HMVやディスククユニオン、タワーレコードでももちろん買えますよ。
個人的にはもっとディスククユニオンやHMVを利用したいんだけど、海外発送してくれないから、台湾で入手できないものは、しかたなく(?)アマゾンを利用してます。)

おお、最近のコンサート映像がFullでアップされてる〜
後で見なくちゃ

2014台湾インターナショナル・ギターフェスティバル

去る8月10日、台湾インターナショナル・ギターフェスティバルの最終日に行ってきました。1週間にわたって、海外からのゲストによるコンサートやギターコンクールなども開催されました。毎日行きたかったのですが、仕事が詰まっていたので断念。ゲストギタリスト総出演の最終日だけは、なんとか観ることが出来ました。

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コンサート会場、台北國家音楽廳

(中正紀念堂向かって左側にある建物です。右側は國家戲劇院。左右対称に位置する、ほとんど同じような外観です。)
出演者は
劉士堉 Shih-yu Liu (音楽監督)(Taiwan)
福田進一 Shin-ichi Fukuda (Japan)
Timo Korhonen (Finland)
Thomas Muller-Pering (Germany)
Marcin Dylla (Poland)
大萩康司Yasuji Ohagi (Japan)
朴葵姬Kyu-hee Park (Korea)

ソロ演奏のほか二重奏やヴァイオリンを加えた三重奏などを挟みながらのコンサートなので、ソロは各演奏者1曲のみ。ちょっと残念ですが、これだけのギタリストの演奏を一度に聴ける機会は無いですからね、非常に楽しかったです。

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福田進一さんは、もう何度も来台してるので台湾のファンにもおなじみです。ソロはバッハのチェロ組曲からの編曲。CD買わなきゃ。
大萩康司さんは、ディアンスのサウダーデ第3番。超絶に上手くてかっこ良くて唸っちゃいました。細身のスーツに髪型もおしゃれでハンサムだし言うことなし、です。

朴葵姬(パク・キュヒ)さんは、名前だけは最近良くみかけるので気になっていたのですが、今回初めて聴きました。まだ子供っぽさが残る可愛らしい女性ギタリストですが、1985年生まれというから、もう29歳位なんですね。
曲はアグスティン・バリオスの「森に夢みる」。最初の数小節は、まるでタレガの曲を奏でるような優しく繊細なタッチ。粒が揃ったトレモロの美しいこと、特に強いタッチでなさそうだけど、よく伸びるつややかな高音も魅力でした。
優しいタッチなんだけど、物足りない感じはありません。曲を大きく捉えたドラマチックな演奏だと思いました。特に後半のトレモロの曲弱の付け方など、聴いてて気持ちが高揚してきます。

バリオスといえば、ジョン・ウイリアムスの演奏がスタンダードということになってますが(少なくとも私の中では)、朴葵姬のバリオスも素晴らしい。ジョン・ウイリアムスとは違うこの曲の魅力を引き出した気持ちのよい演奏でした。アマゾンで注文するぞ!

コンサートの最後は、大萩さん、朴葵姬さん、劉士堉さんと福田さんのアジアチームによる四重奏で、チュニス チュニジア (R・ディアンス)。アラビックな感じの面白い曲です。

若いギタリスト達を、温かい笑顔で見守る福田さんは本当に嬉しそう。
それにしても他の皆が正装なのに福田さんだけ黒白の縦縞のシャツ、ダボダボのスラックスです。それって、胴回りとか太ったから? 顔もちょっと丸くなってない? 別にいいけど。

そんなせいもあって、なんだか福田さんが(優しすぎる)ヤクザの親分みたいに見えてきました。うーん、梅宮辰夫に似てきた気がする。 まあいいけど。

東京へ行ってきました

用事があって、先週また東京へ行ってきました。
今回は泊まったのは、銀座宝町のアパホテル。

最近名前はよく目にするけど、泊まったのは初めて。
フロントで「アパ社長カレー」なるものが置いてあり、思わず笑ってしまいました。
日本では有名なんだそうですね。
ちょうど夏休み、しかも花火シーズンで、この辺りのホテルはどこもいっぱい。
アパホテルは安くて助かりました。

うれしかったのは、毎日このミネラルウォーターが置いてあること。
脱力してしまいますね。捨てるのが惜しいので、中身の水を捨てて、一本ペットボトルを持ち帰りました。

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当然ディスクユニオンも行きました。
あまり時間がなかったので、中古のCD、レコードを数枚ずつ、
そしてレジにおいてあった、これ、手ぬぐい、カッコ良いのでつい買ってしまいました。

「かまわぬ」という会社でつくられた本格派の手ぬぐいです。「注染」という伝統技法が使われているということです。

注染、ってなんて読むのかさえ知りませんでした。
「ちゅうせん」と読むんだそうですね。初めて知りました。

 

次回に続く