広島人なので、当然(?)広島に帰るとお好み焼きを食べる。
今回は兄が今評判の店を若い人達に聞いて連れていってくれた。
「貴家」という小さな店。
11時30分の開店と同時に10人ほど座れるカウンターがいっぱいになったので、
人気があるのだろう。
一口食べてすぐに感じたのは、このお好み焼き、キャベツがおいしい。
キャベツに存在感がある。
ワタシが広島に住んでいた頃食べていたのとは、ちょっと違うような気がする。
ワタシはお好み焼きっていうのは、
そばやキャベツはこれでもか、というほどへらで抑えつける、
おばちゃんがジューって音をさせて、力を込めて何度も抑えつける、
そういうものだと思っていた。
だから、この店のキャベツのようにみずみずしくないし色もこんなに青くない、
もっと炒められたキャベツが入っている。
キャベツはそばや豚肉の添え物だと思っていた。
兄の話では、こういうお好み焼きがトレンドなのだそうだ。
そうだったのか…
知らない間にそんなことになっていようとは…
おいしいといえば、おいしいのだけど、
満足かといわれれば、満足なんだけど、
ワタシの知ってるお好み焼きとは、ちょっと違う。
広島のお好み焼きは、どこへ向かっているのか?
どのような進化を遂げようとしているのか?
これが2010年代のお好み焼きの一つの回答なのか?
ていうか、そういう問題じゃなくて、
いろんな店があるから、自分の好みで選べばよいだけですね。
この「貴家」、ホームページを見たら、やはりキャベツにも
焼き方ににもこだわりがあるようです。
ホームページには
「…お好み焼きをヘラで押さえつけず、蒸すように焼いています。
その方が、野菜(キャベツ)本来の旨味を引き出せるからです。…」
キャベツに関しては
「…同じキャベツでも、季節、天候、場所によって、1mm単位で切り分けています。
更には季節ごとに春は豊橋、夏は群馬、秋は長野…と産地を変え旨味を微調整しています。」
とある。なるほど、そうだったのか?
食べた方、是非感想を…
「貴家」ホームページ
http://takayanet.com/