CDの2度かけ、って何よ?

何回も書いたかもしれないけど、CDをまあまあたくさん持ってて、音楽を聴いてる時間が長いんですよ。
その割にオーディオのことは、全くわからなくて、本屋で良い入門書みたいなの無いかなと選んだのが「オーディオの作法」麻倉怜士(著)(ソフトバンク新書)。

自分に関係ありそうなところだけ、流し読みしたんですが、スピーカーの種類の基本や置き方などについて、非常に勉強になりました。

読まれた方は私が何を言いたいかお気づきのことと思います、

作法三十四—CDは必ず「2度かけ」する

っていう項目があるんですよ。

簡単に言うと、CDプレーヤーにまずCDをセットし、1回イジェクトし、もう一回セットし直す、ということ。

この方法で、音質はだれでも分かるほどハッキリ向上する、そうです。

そう言われれば当然、試してみましたよ、でも正直良くわからないんですよね。

本当なの、これってオーディオマニアの方には常識なの?

ネットで調べてみたら、案の定いろんな方がブログで意見を書いたり、掲示板で語られてます。
うーん、どうだろう私がざっと読んだ限りでは否定的な意見が多いようでした。
違いが分かると言われてる方もいます。

私はCDを数枚試しただけなんで、よく分かんないですね。

PCに取り込むリッピングでもこの違いが有るそうです。ということはMacに、1度目の読み込みと、2度めの読み込みのデータを用意しこれを交互に聴き比べ、更にCDを換え何種か試せば、その違いがが分かるかもしれないとは思ったものの、面倒になって、やめました。

ウチにあるような、貧者な装置では、違いが分かりにくいのかな?

床的世界

ウチの事務所の入ってるボロビルの1階。

左はレストラン、やたら中国の団体観光客が大型観光バスで訪れています。
弁当を何回か買ったことはあります。

店の中に入って食べたことはないのです。

右は「床の世界」という名のベッドショップチェーン。
欧米のブランド品ベッドなども扱っているようです。

数カ月前までは、ホンダのショールームだった場所。

それにしても、品のない眺めですよね。

話は全然変わりますが、
先日ポール・ルイスのコンサートの予習にと買ったシューベルトのピアノソナタ。
コンサートで演奏もされたソナタ、D845とD784を毎日聴いてます。

よく理解はできないんだけど、けっこう病みつきになります。

今日の夜景

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自分の部屋から、数枚夜景を撮って繋ぎあわせてみた。
三脚を使って無いのでちょっとブレぎみ。惜しい。

昨夜CDショップで、またクラオタ店員君にいきなり
「これ良いんだよ、あんまり録音される機会がないんだけど…
フランスの作曲家で…演奏も良いし…
このMIRAREって云うレーベルは録音も良いし…」

とか言われて、思わず「うん、じゃ買う〜」

って、またまた乗せられて買ったCD。
フェルディナン・エロルド(1791年〜1833年)という作曲家のピアノ協奏曲2,3,4番
これが、すっごく良いんですよ。

ベートーヴェンと同時代人だと思うけど、どちらかというと、ハイドンやモーツァルトに近い感じです。
曲によっては、多少ロマン派の香りもあるけど、基本的には時代遅れ気味な古典派的な展開で、美しい旋律に癒されます。

特に印象に残ったのが3番の2楽章、何とヴァイオリンとピアノだけの演奏です。
協奏曲の一部なのにこんなの有るんですね。

こういうちょっとマイナーなCDは、全然知識がないので薦められでもしないと、一生聴く機会もなかったでしょう。
良かった良かった。
そんなに知名度のある作曲家ではないと思いますが、ハイドン、モーツァルト好きの方にはお勧めのCDです。

HMVで売られてるようです。輸入盤みたいですけど。
指揮もピアニストも有名な人のようですが、無知な私は詳しいことは知らないので、HMVのサイトを参考にどうぞ。
http://www.hmv.co.jp/en/product/detail/4167176

同じメンバーでの演奏の協奏曲3番の1楽章が観られます。2楽章がないのが残念。

月曜日はちょっと

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この間読んだ、「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」見城 徹, 藤田 晋 (著) (講談社)
の中で、見城徹さんが、こう書かれています。

「僕は日曜日が大嫌いだ…」
「…布団に入り、目を閉じると、僕はほっとする。明日は月曜日、会社に行けるのだ。…」

見城徹さんって、外見もだけど、文章に物凄く迫力があって、圧倒されます。

いやいや、おっしゃりたいことは、よくわかります。
生活の大半を仕事をして過ごす人間が、日曜日を楽しみにして、月曜日が来ると憂鬱だなんて…
そりゃ間違った生き方ですよね。どこか、何かを変えなきゃいけないんだろう、きっと。

仕事が楽しめてないなんて、不幸な人生だもんね。

わかってんだけどね、ちょっと憂鬱かなやっぱり。

でも、この本、及び同じ著者の第一弾、「憂鬱でなければ、仕事じゃない」を読むと、何かしら元気が出ます。

見城徹が度々書かれている「圧倒的努力」という言葉が胸に響きます。

努力しないで成長するわけはないんですよね、人間って。

ポール・ルイス、台北コンサート

今夜は一人で、ピアニスト、ポール・ルイスのコンサートに行って来ました。
場所は國家音樂廳。(中正紀念堂から見て右側の建物ね)
プログラムはオールシューベルト、
「楽興の時」
「ピアノソナタ14番」
「ピアノソナタ16番」

アンコールも、シューベルト。
「アレグレット ハ短調」
「ハンガリー風のメロディ」

一応クラシックは聴くんだけど、ロマン派の音楽にはめっぽう弱いんです。
いつも聴いてるのは、だいたいバッハを始めとするバロック、あと古典派、ハイドン、モーツァルトまで、あとは、ルネッサンスとか、リュート、ギターがほとんどで、シューベルトとかシューマンって、実は全然わからないんです。

ですが、ポール・ルイスは最近人気のピアニストだし、安いし、もっとコンサートで生の演奏に触れてみたいなあと、いまさら青いことを考えて、行って来ました。

600元(1800円くらいかな)ですぜ。

シューベルトで知ってるのは「即興曲」と「楽興の時」の中の数曲くらいだし、これはいかんと思い、数日前にポール・ルイスのCD1枚とヴィルヘルム・ケンプのシューベルトソナタ集(7枚組)を買ってきて、プログラムのソナタを「予習」したんですよ。

いやー、なんかシューベルトのソナタって難しいですね。とらえどころがないっていうか、ハハ。
それでも何度もCDを聴いてからコンサートに行ったので、なかなか感動できました。寝ませんでした!!

でも、やはり一番楽しめたのは「楽興の時」の数曲とアンコールの「アレグレット ハ短調」。
ソナタを楽しめるまでにはまだ時間がかかるかも。

わかんないなら、コンサート行くなよって感じですが、やはり生で聞く演奏は、よくわからないなりに刺激的で非日常の世界に連れて行ってくれるので良いと思います。

これからは、なるべく時間を見つけて足を運びたいとおもいます。