エマ四のバッハ

昨夜、レコ芸4月号を読んでいて、エマーソン弦楽四重奏団の、
バッハ/フーガ集というCDの記事を発見。
すべて、平均率グラヴィーア集からの編曲だそうだ。
そんなCDが、!!!!
モーツアルトが編曲した数曲のフーガは聴いたことがある。
CDも二種持っていて、これが凄く良いのだ。
他にもあるんなら、絶対聴きたいと思ってたのだ。
このエマーソン弦楽四重奏団のCDには、
平均率の1集、2集から21曲が収められているとのこと。
モーツアルトの編曲が5曲、
その他はフェルスターという人の編曲だそうだ。
絶対聴きたい。欲しい。というわけで、
週末でもないのに、掟破りだが、夜中に近所のCDショップへ。
げっ、無い。ちちち。、無い
なんて品揃えが悪いんだ。
それとも、出た途端みんな買っていって、
品切れ状態か?
きっと違うな。
仕方ないから、懐かしポップスコーナーで、ジュリー・ロンドンの2 in 1シリーズ1枚と
ジャズのコーナーで、アーマッド・ジャマール・トリオのライブを買って帰った。
ジュリー・ロンドンって、良いけど何でも同じに聴こえるんだけど、
でも良いなあ。
ジュリー・ロンドンのレコード・ジャケットって全部良いなあ。
こういうジャケットを見ると、誰がCDなんてくだらないものを
発明したんだ!と怒ってしまう。
ウチもCDプレーヤーしか持って無いし、CD聴いてるんだけど。
レコードの時代は良かったなあ。じじいだな。
ほんとに、CDなんてものが普及しなかったら良かったのに。
ついでにケータイも発明されなかったら良かったのに…。

いろいろ考えたこと

本屋で仕事用の資料を探していて、メビウスのコミックスを発見。
メビウスはフランスのマンガ家というか、コミック作家というべきか、
多くのSF映画との関係も深く、そっち方面のファンにはおなじみだと思う。
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かなり昔、25年くらい前だろうか、日本のSF雑誌「スターログ」で
メビウスの短編コミックを初めて見て、凄くショックを受けた。
描きこんであるというわけではないのに、リアルな魅力もあり、
非常にシンプルにも見え、空間の生かし方もクールで、
今までに見たこともない「絵」だった。
その後時々、そのうちイラスト集かコミックスが欲しいなと思いつつ、
今まで、買う機会が無かったのだ。
数日前から、どういうわけか、メビウスのコミックス読みたいな。
今なら、きっと日本版で出版されているんだろうな。
アマゾンとかで探せるんだろうな。
と思っていたら、偶然見かけたのだ。
うーん私には霊感があるのか?
これはある種のスタンド能力なのか?
(↑ジョジョの読み過ぎ)
そういうわけで、同じ売場にあったFrancois Schuitenという人の
コミックスも買った。
この人の絵も凄い。やはりフランス人のようだ。
ストーリーが複雑なようだが私にも理解出来るだろうか。
台湾版を買ったので、両方とももちろん中国語。
値段は350元(約1150円)と、320元(約1050円)。
きっと、日本版よりかなり安いのだろう。うれしい。
こういうコミックスを読む、というか眺めていると、
脳のある部分が刺激されて(どの部分か見当もつかないが)、
とにかく何だかわからないが、わすれていたものを
憶いだす様な気がする。
こういう気持ちっていうのは、多分大切にした方がよいのだろう。
この10年ちょっとで、いろいろなことがあり、
読書量も減らさざるをえなくなり、本屋漁りもほとんどしなくなり、
映画もあまり観なくなった。
得たものも多いのだろうが、失ったものも少なくない。
元来ネガティブ・シンキングなので、
つい失ったもののことだけを、考えてしまう。
どうも、文章がうさんくさいなあ。
自意識過剰だなあ。
三宅健司(痛風)

たまには、実家へ帰ろうか

↑と思っている。ほんとに、たまには、だ。
前回、実家へ帰ったのは多分8〜9年前だと思う。その前は、その4年前。
私の実家のある広島は、以前は台湾との直行便が無く、
そうすると大阪とか福岡とかから新幹線に乗り換えて、
ということになる。
時間がかかるし、お金もかかるしなあ、
まあそのうち、と思っているうちに
何年も経ってしまった。
今は台北ー広島の直行便が毎日とんでいるし、
鬱もまあまあだし。
仕事の具合は、4月ならば何とか週末2〜3日空けても大丈夫か、
いや、よく考えると、あれもあるし、これも片付けなくちゃあ、
というわけで、なかなか計画が立たない。
土曜日に広島に行って、日曜日に台北に戻って来るのなら大丈夫だろう。
え〜と飛行機の時間は、土曜日夕方台北発、日曜日の朝広島発。
ということは、広島、五日市の実家へ着くのは土曜日かなり遅い時間、
両親と一緒に食事して、風呂に入らせてもらって、数時間後の
明け方には、家を後にしないと…。
う〜ん、まるで、「誓いの休暇」じゃないか?
面倒になってきた。
どうしよう。
※「誓いの休暇」は古いロシア映画です。
少年兵(青年兵か?)が休暇を貰って家に母に会いに…、というような
単純なストーリーの映画ですが、淡々とした描写が心に残っています。
私は、映画やテレビドラマを観ていて、
描写や台詞に、観る人を感動させようと作為的な匂いが少しでもあると、
「ふんっ!」と鼻を鳴らして口をゆがめてしまうような、ひねくれ者です。
が、この映画は好きで、台湾に来る時にもビデオを持って来ました。
その後1回も観てないけど…。
機会があったら、「誓いの休暇」観て下さい。良いですよ。
終わり

今日の無駄使い

今日4日(もう昨日か?)から3連休、だというのにやはり仕事がある。
夕方は、いつものようにCDショップへ、ついフラフラと。
今日は、ジャケットで適当に選んで買った。
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アン・マーグレットは、悪いが楽しめない、凄く安かったけど。
うーん、ジャケットはこんなにカッコ良いのに。
JIMMY GIUFFREは名前も聞いたことないが、安いし(←こればっか)、
ジャケットが良いので買って見た。
ジャケットから受ける印象は、ちょっと古いタイプの、のりのりスイングクラリネット。
しかもベースのレイ・ブラウン、ギターのジム.ホール。
ところが中身は、全然スイングしないし、あまり好みではなかった。
好きな人には面白いのかもしれない。
日本円で800円くらいなので買ってみた、
フランスのピアニスト、ALAIN GORAGUEのトリオ 。
これは良かった。アップテンポの1曲目はまるでバド・パウエルの
「シーン・チェンジス」(クレオパトラの夢で有名な)に
入っててもおかしくない演奏。
楽しいぞ。好きだぞ。どんな人だか全然知らない。1956年の録音、とある。
JOSEPH RACAILLEはロックのコーナーにあった妙なジャケットに
ウクレレの絵が気になって買った。
ウクレレも、スティール・ギターも使われてはいるものの、
ハワイというタイトルからは想像出来ない、いまひとつ、つかみどころのないCD。
ジャグバンド風の曲あり、ラテン風のバラード・インストルメンタルもあり、
歌はフランス語のようだし、一体なにものなんだ。
アル・ヘイグ(トリオ)のジェローム・カーン曲集。
アル・ヘイグは50年代に活躍したピアニスト、のはず。
スタン・ゲッツや、チェット・ベイカーのCDに参加しており、興味があったのだ。
歌手のヘレン・メリルのプロデュース、とある。
そういえば、昨年買ったトミー・フラナガン(ピアノ)トリオ
ハロルド・アーレン(オズの魔法使いなどの作者)曲集も
ヘレン・メリルのプロデュースだった。
そのCDは最後の1曲、彼女の歌入りだった。なくても良いのに…。
これも、最後の1曲ヘレンメリルの歌が入っていた。
ファンの人には申し訳ないが、ちょっと余計なサービスのような気がする。
1978年の録音と書いてあったのでちょっと不安だったのだが、
私には今のところ、やっぱりちょっと馴染めない感じだ。
アル・ヘイグってこんな演奏する人なのか?うーん。
DAMIEN RICEは、うちの会社のデザイナーのTINAが
ブログで紹介してたので、買って見た。
流行っているらしい。今、人気があるシンガーにしては、
えらく内省的で歌や演奏から受ける感じもまるで1970年代みたいだ。
英国のシンガー・ソング・ライター、
ニック・ドレイクに通じる魅力のあるシンガーだと思う。
ニック・ドレイクは3〜4枚のレコードを残して、
抗鬱剤だか睡眠薬だかの過剰摂取で若くして亡くなっ、
非常に内省的で繊細なフォークシンガー。
今日の収穫は、DAMIEN RICEとALAIN GORAGUE 。

最近の無駄使い

最近ずっと忙しくて、ほとんど休めないし、
ストレス溜まりまくりなので、いつもより多めにCDを買って気分転換。

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ジュリー・ロンドンのレコード「カレンダー・ガール」「your nunnber please..」の
2枚分が収められたお徳用CD、350元(1152円)。
ジャケットかっこ良いなあ。
紙ジャケットだったら、良かったのに。
「カレンダー・ガール」は1月から12月までがタイトルに入った曲が
ずらりと並んでいる。
全12曲かと思いきや13曲目は「The Thirteenth Month」という曲。ふーん。
このアルバムの為に書かれた曲もあるようだ。
「your nunnber please..」もジャケットが最高。
ジャケットとタイトルがあまりにも直接的というか、
そのまんまなのも良い??
「your nunnber please..」という曲は入っていないが、
このアルバムタイトルは、どこから来ているのだろう。

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ハービーマンの「アット・ザ・ビレッジゲート」
ハンプトン・ホーズの「The Green Leaves of Summer」
これは1964年の録音とある。
トリオvol.1、やvol.2などは全編スイングのようなイメージがあったが、
こっちのCDは随分後の録音だからか、
少しだけイメージが違う。
何だか、しっとりとしている。でも好きだなあ。

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ハンプトン・ホーズの「Bird Song」
こちらは1956年の録音、超かっこいい、のに当時リリースされなかったらしい。
解説が英語なので読めない。うー英語が分かるようになりたい。
クリス・コナー「イントロデューシング・クリス・コナー」300元(980円)
これを買った日に、同じくクリス・コナーの2枚の紙ジャケット日本盤を
見つけたのだが、なんと750元(2469円)。
ベツレヘム・レーベルのシリーズで他にも欲しいCDが
あったが、あきらめる。
えーと、定価が2500円だったので、普通なのか?
でも私には、感覚的に高すぎる。
普段買うCDの1.5倍から2倍程度。
安いのを見つけたら買うことにしよう。