いろいろ考えたこと

本屋で仕事用の資料を探していて、メビウスのコミックスを発見。
メビウスはフランスのマンガ家というか、コミック作家というべきか、
多くのSF映画との関係も深く、そっち方面のファンにはおなじみだと思う。
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かなり昔、25年くらい前だろうか、日本のSF雑誌「スターログ」で
メビウスの短編コミックを初めて見て、凄くショックを受けた。
描きこんであるというわけではないのに、リアルな魅力もあり、
非常にシンプルにも見え、空間の生かし方もクールで、
今までに見たこともない「絵」だった。
その後時々、そのうちイラスト集かコミックスが欲しいなと思いつつ、
今まで、買う機会が無かったのだ。
数日前から、どういうわけか、メビウスのコミックス読みたいな。
今なら、きっと日本版で出版されているんだろうな。
アマゾンとかで探せるんだろうな。
と思っていたら、偶然見かけたのだ。
うーん私には霊感があるのか?
これはある種のスタンド能力なのか?
(↑ジョジョの読み過ぎ)
そういうわけで、同じ売場にあったFrancois Schuitenという人の
コミックスも買った。
この人の絵も凄い。やはりフランス人のようだ。
ストーリーが複雑なようだが私にも理解出来るだろうか。
台湾版を買ったので、両方とももちろん中国語。
値段は350元(約1150円)と、320元(約1050円)。
きっと、日本版よりかなり安いのだろう。うれしい。
こういうコミックスを読む、というか眺めていると、
脳のある部分が刺激されて(どの部分か見当もつかないが)、
とにかく何だかわからないが、わすれていたものを
憶いだす様な気がする。
こういう気持ちっていうのは、多分大切にした方がよいのだろう。
この10年ちょっとで、いろいろなことがあり、
読書量も減らさざるをえなくなり、本屋漁りもほとんどしなくなり、
映画もあまり観なくなった。
得たものも多いのだろうが、失ったものも少なくない。
元来ネガティブ・シンキングなので、
つい失ったもののことだけを、考えてしまう。
どうも、文章がうさんくさいなあ。
自意識過剰だなあ。
三宅健司(痛風)

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