先日久々にテレビを

つけたら、面白そうな映画をやってて眼が離せなくなり、
夜中だというのに最後まで観てしまいました。
わー、凄い、かっこ良い、クール!
でも、途中から観たからだろうけど、よくわかんない。
なんてタイトルだよ?
「控制的極限」???
眼を凝らしてラストクレジットをみると、
なんと監督はジム・ジャームッシュじゃん。
しかも撮影はクリストファー・ドイルじゃじゃん。
(香港の映画監督ウォン・カーウァイの作品などで人気のある撮影監督ですよ)
というわけで、映画好きの人はとっくに知ってるでしょうが、
「リミッツ オブ コントロール」という映画でした。
昨年公開されたようですが、最近映画にうとくて、
全く知りませんでした。
詳しいストーリーや結末の意味が判らず、
これは最初から観なくてはと、翌日早めにテレビを付け(この局は数日続けて同一プログラムを流している)全編観たのですが、うわー、どうしよう、やっぱりわからにゃーい。
説明のための描写や台詞をを排した映画のようです。
省略にもほどがある、ってくらい説明がないんです。
アクション映画から、アクションとスリルと謎解きの要素を全て拭い去った、だけどミステリアスでハードボイルド、といえば想像出来るでしょうか、想像出来ないですよね、未見の方は眉間にしわよせて是非どうぞ。
とにかく、主演の黒人俳優の存在感に圧倒されてしまいます。
それに、スペインを舞台にした夢を見ている様な映像美。
配色や構成も緻密に計算されているのでしょうが、「ほらこの映像、アートっぽいでしょ」みたいな、わざとらしさやあざとさを全く感じさせません。その場面に自分もいる様な、それでいて現実にはありえないような(いやちょっと違うぞ)……んーと、そんなような感じです。
工藤夕貴も出てます(←それがどうした?)
何度も繰り返し観たくなる映画です。
んんん、映画館で観たかったニャー、です。
日本語版DVDは11月4日発売のようです。
買います。