昨夜は、数年前の台湾大地震以来、またまた、
怖い経験をした。
会社の入っているビルの1階のレストランの
厨房から火が出て、夜中まで外に避難していたのだ。
夜、残業中、外からはサイレン、
廊下からは非常ベルの凄まじい音。
「地下の厨房が燃えているから、
すみやかにビルの外へ出るように」
という放送も流れてきて、もう、大慌てで、
日ごろから用意している「地震グッズ」を持って、
逃げる準備をした。
いちばん、あせったのは、飼っている猫を、
つかまえるとき。
警報の音におびえて、どこかへ隠れてしまったのだ。
やっと、見つけてキャリーバックへ入れたときは、
ほんとうに、ホッとした。
そして、9階から階段を降りて行ったのだが、
5階くらいから煙が濃くなって、しかも臭くて、かなりあせった。
1階にたどり着いたときは、生き返った気分。
それから何時間か外で待機。
とにかく、煙の量が多くて、ビルからだいぶ離れた
ところへ行っても、焦げ臭いがしていた。
幸い、このビルは入り口と階段が左右2箇所にあって、
比較的煙の少ない入り口の方で、各階の監視モニターを
見ることができる。それで救助作業もはかどった様子。
(私は、日本語放送を買って出た!)
みなさん、防災グッズの準備は大切です。
どうぞ、お気をつけて!
下の写真は、深夜、住民がみんな家へ引き上げてから、
現場検証のときに撮ったもの。
ちょうど晩ご飯の、どん兵衛とカップ焼きそばを食べようとしたときに、
警報が鳴ったから、帰ったら、もううどんは膨張、焼きそばは、
カチカチになっていた。
翌日の今日、1階のレストランは、なんと営業していた。
厨房は深夜に片付けて、使えるようにしたそうだ。
火事の報告の張り紙も何にもなし!
おそるべし商売魂!!