この間まで、忠孝東路四段の地下街に、中学生が描いた
4コマまんがが数十枚展示されていました。
（SOGO忠孝店の地下1階出口付近）
テーマは“タバコやびんろう、お酒は身体に悪いですよ”
ってことで、所謂啓蒙漫画なんですが、真面目なテーマにしては、
いろんな作風、切り口のものがあり、楽しめました。
そのうち紹介しようと思っていたら、もう、すでに、展示が終っていました。
残念です。
子供連れのお母さん達が、何人も立ち止まって、
“タバコを吸うとこうなるんだよ～”
等と、子どもに話していましたよ。
もっと早く紹介すれば良かったです…
それと、こういう啓蒙教育については、いろんな意見のかたが
いらっしゃると思うし、私自身も、考えが定まっていないので、
深くは書きません。
まあ、私の意見は…強いて言えば、“良い事だと思うけれど、柔軟性も必要かも”
でしょうか。
前回は“日常”の事を書きましたが、時には“非日常”の空間に
身を置いてみるのも良いですよね。
私の場合は、たまに旅行へ行ったり、美術館へ行ったりして、
普段の生活から離れてみます。
先週は、台北市立美術館へ行って来ました。
気持ちを切り変えたいと切実に思ったからです。
MRT「圓山」駅から歩いて数分です。
遠くにちらっと見える、白い建物です。
着きました。
入り口で記念写真。
館内に一歩足を踏み入れると、もうそこは、私の日常から
完全に切り離された世界。目に映るものから匂いまで。
メインのイベントは「破設計」です。
（天井も壊れていますね～）
欧米諸国の芸術家が作った、変わった作品がたくさんありました。
「破設計」のパンフレット。
これは二階の展示室で印象に残った郭雪湖さんの作品「南街殷賑」です。
1930年ごろの「迪化街」を描いた作品なんですよ。
かつては、こんなに賑やかだったんでしょうか。
今の「迪化街」を思い浮かべながら、遥か昔の「迪化街」にしばし
思いを馳せました。
郭雪湖さんは台湾人ですが、晩年は日本へ移住されたそうです。
美術にそれほど詳しくない私ですが、休みの日に、こんな風に、
過ごすのもいいもんですね。
良い気分転換になりました。
ちなみに交通費は往復で40元（約105円）、入館料は30元（約79円）でしたよ。
先週、台風休みになった朝、風が弱まったので、
近所のコーヒーショップへモーニングを食べに行きました。
会社と家の雨漏りのせいで、ほとんど寝ていなかったのですが、
気分転換をしたかったのです。
お店が開いているかどうか分からなかったのですが、近くまで
行ったら、看板に明かりが灯っていたので、何だかほっとしました。
お店の中に入ると、わりと人が入っていて、みんなゆっくり
寛いでいるように見えました。
そして、店員さんは何事もなかったように、淡々と仕事を
こなしています。
すべてが私にとって見慣れた光景です。
一歩外に出ると、風で折れた木や、葉っぱが道路に散乱している
のですが、ここでは、いつもの日常が始まっていたのでした。
普段、あまり意識していなかったのですが、こういう当たり前の
光景を目にして、私は何とも言えない、安堵感に包まれました。
いつもの日常のありがたさを感じたんですね。
この時の気持ちを忘れないようにと、このブログに書き記しておきます～
昨日、久しぶりに、私の住んでいるビルの窓ガラスの洗浄が
行われました。
14階建てのビルを、上から下に移動しながら、窓を洗剤のついた
モップで拭いて、それから水をかけて流します。
すごいですよね。
ちょうど、この清掃員さん達が一階で休憩中のところに出くわしたので、
この仕事を始めた頃はどんな気持ちだったのか聞いてみたら、風が強い
ときが怖かったと言っていました。
でも、もう長年やっているから、慣れたそうです。
このゴンドラに乗ってみたいですか？
私は…どんな感じなのか、体験してみたいです。
女性で、この仕事をやっている人って、いるんでしょうか？
日本だったら、いそうな気がしますね。
〜おまけ〜
この下の写真は、今年の5月、羽田国際空港で撮ったものです。
ゴンドラなしで、命綱だけで、窓の清掃をしていました。
都会的で無機質な雰囲気の空港と、清掃員たちの生き生きとした姿、
この組み合わせが新鮮で、しばらく見とれていました。
昨夜8時に政府から発表があって、台北市など、明日は、
会社も学校も、台風のため、休みになりました。
うちの会社は、台風時のお約束、雨漏りが始まりこんな有り様です。
窓の上の辺りから、雨がぼたぼた落ちて来ています。
何度も修繕してもらったのですが、ダメみたいです。
（同じビルの他の部屋も、だいたい、こんな感じです）
もう諦めていて、最近は、大家さんにも、特に報告もしません。
もっとしっかりとしたビルに引っ越せば良いのですが、やはり、
この立地、ここからの風景は、魅力的で離れ難いのです。
それで、雨漏りは、仕方がない事として、諦めています。
時には潔く“諦める事”も悪くないですよ。
権利を主張して、損しないよう、損しないよう、そればかり
考えて生きていると、疲れますからね〜