ありあききくらべ

シュ・シャオメイ(朱曉玫)の
バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻が良かった。って以前書きました。
その後、シュ・シャオメイゴールドベルグ変奏曲(バッハですよ)も買ったんですが、これも良いですよ。
グレン・グールドはもちろん2種類持ってますが、良く聴くのは再録音の方です。
ところで、他のピアニストののゴールドベルグ変奏曲って、それほど買う気しないんですよね。
どうせグレン・グールドのCDほど愛聴しないだろうし、だいたい曲が長過ぎるし(CD2枚組で出してる演奏家もいるみたいですね)、とっても70分〜80分集中して聴けないです。
(グールドやチェンバロのレオンハルトは短くて良いです。)
ペライアのゴールドベルグ変奏曲も、あまり良く分からなかった。
良いんでしょうけど、ワタシにはあまり良さが、よく分からない、です。
それはおいといて、気になるのが、シュ・シャオメイの「ゴールドベルグ変奏曲」の冒頭、アリアの中の前半に出てくる和音のアルペジオ(11小節目あたりらしいです)なんですが、上方から下方へのアルペジオなんです。バッハや他のこの時代の鍵盤曲ではこんな弾き方無いですよね。グールド独特の弾き方だと思います。
シュ・シャオメイのアルペジオ、グレン・グールドの演奏に倣ったものでしょうが、他にもこんな臆面も無くグールドライクな逆アルペジオするピアニストっているんでしょうか?
興味あるところですね(←誰が?)
動画サイトYouTubeで、その和音の箇所聴き比べてみてくださ〜い。(暇な人は…)
グレン・グールド「ゴールドベルグ変奏曲」
0:54秒あたりです。
シュ・シャオメイの「ゴールドベルグ変奏曲」(ライブです、CDはもっと良い感じですよ)
0:43秒あたりです。
ペライア「ゴールドベルグ変奏曲」
0:38秒あたりです。
シフの「ゴールドベルグ変奏曲」
0:36秒あたりです。
コロリオフの「ゴールドベルグ変奏曲」
1:17秒あたりです。
この人の演奏も凄いですね。面白い。変奏に入ってから、あちこちに聴きななれない装飾音が入ってますが、気持ち良い〜。CD買おうかな。
どうですか?
グールド、シュ・シャオメイ以外はちゃんと(!)下から上に弾いてるでしょ。
だから、どうだってこともないですが。

今日は

午後、仕事仲間のカメラマンに頼んで「ミミカレンダー」のための写真を撮ってもらいました。
ちょっと遅くなりまたが、今月中には印刷アップを目指して作ります。
ミミは最初の10分くらいは機嫌が良かったんですが、そのうちうるさがって超不機嫌になってしましました。
ミミの機嫌の良い時と悪い時って、ほとんど同じようにも見えるんですが微妙に違うんですよ。
うちのスタッフは見分ける事が出来ます。
カレンダーお楽しみに…

今日買ったCD

ガブリエラ・モンテーロ/南米ピアノ作品集
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ベネズエラの女流ピアニストによるラテンアメリカの曲集。
ヒナステラ、レクオーナ、ナザレスなどの曲に加えて、モンテーロ自身のの曲も収められている。
クラシック音楽はバロックとその先はハイドン、モーツアルトあたりまでしかほとんど聴かない。
なので守備範囲以外の作曲家や演奏家のことは、ほとんど分からない。知らない。
当然このピアニストの名前は全く知らなかった。
レクオーナのピアノ曲が聴いてみたくて買ったのだ。
ネットで調べた。このピアニスト、即興演奏でも有名なピアニストだそうだ。
日本盤のCDも発売されているらしい。
動画も見る事ができる。
コンサートで聴衆とやり取りしながら、リクエストされたテーマを即興で演奏するのだ。
クラシックの世界にこんな人がいたなんて。
テーマのコード進行が決まった、ジャズでのアドリブというのとは全く違う。
テーマを解体して再構築する、という言い方でいいのかどうかよくわからないが、リズムも決められていないし、コード進行もどんどん崩されていく。
このCDに収められた自作曲も即興演奏によるものらしい。
バッハやバロック音楽をテーマにした即興演奏のCDも出ているようだ。
買わなくちゃ。
動画サイトででバッハのゴールドベルク変奏曲をテーマにした即興演奏の様子が観られます。
うーん、凄過ぎる。スリリング。

もう一枚は、アフロキューバン・ジャズ
マチートの「VACATION AT THE CONCORD 」
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一枚通して聴くのはちょっと疲れるけど、頭を空っぽにしたい時はgood!!!
amazon.comで試聴出来るです

あと一枚は、60年代初頭のジャズ。
ケニー・ドーハムの「Whistle Stop」。(ブルーノート)
ハンク・モブレー、ケニー・ドリューが参加しているので買った。
名盤紹介のたぐいの本で見るケニー・ドーハムの録音といえば、「Quiet Kenny」「アフロ・キューバン」 「カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム 」「トランペット・トッカータ」くらいだけど(全部持ってる、全部好き)、今日買った「Whistle Stop」もなかなか良い。
65年くらいまでのブルーノートは何聴いてもだいたい良いよなー。

昨日は

かがんで立ち上がった瞬間腰に激痛がはしり、一日休みを貰う。
病院で見てもらう。
また結石かと思ったら、今度は筋肉痛らしい。
明らかに運動不足。最近長時間座ったままの生活で、たまにお客さんのところへ打ち合わせに出向くくらいで全然歩かない。すこし痛みが治まったら、毎日また少し歩くことにしよう。
一日休んだので、夜眠れず、いろいろ考えました。

「一日一日を人生最後の日として生きよう。いずれその日が本当にやって来る」 強烈な印象を受けました、そして33年間毎朝、鏡を見て自問自答しました。 今日が人生最後だとしたら、今日やる事は、本当にやりたいことだろうか。 「NO」という答えが幾日も続いたら、私は何か変える必要があると知るのです〜〜

以前も紹介しましたが
Apple 創始者スティーブ・ジョブスの米国スタンフォード大学卒業式でのスピーチでの一説です。
今の自分は、どうだろう、自問しました。
『今日が人生最後だとしたら、今日やる事は、本当にやりたいことだろうか。』
明らかに、この数ヶ月『NO』です。 
多少の失敗を恐れず、生活、仕事のあり方を大幅に変えなくてはいけない。
そう感じました。今がその時なのだ。
自分のやりたいことはなんだろう。それがわかっても、やりたいこととできることは違います。生活もあるし、今の仕事をほっぽり出す事はできません。
だけど、会社の皆と話し合い、皆で自分たちの出来る事と、これからやりたい事、そのためにはまず何を変えたら良いのか?トライする事は出来ます。
皆のやりたい事と、自分自身のやりたい事を、今の会社の経営の中に旨く盛り込む事は出きるのか?
ワタシの場合、やりたい事はわかっていますし、今の仕事と無関係では無いし、実現可能だと信じています。皆のやりたい事を犠牲にせずにモチベーションを高める事にもつながるはずです。
何かを変えようとするエネルギーやきっかけの問題です。
目の前の仕事に追われ、自分のあるべき姿をイメージする事がこの一年できてなかったようです。
忙しいのを言い訳にすれば、おそらく死ぬまで何も変わらないでしょう。
多少の犠牲を覚悟で自分と会社の改革に取り組まなくては。

昨日の続き

「リミッツ オブ コントロール」に少しだけだけど、フラメンコ演奏のシーンがある。このシーンも良くて、踊りも演奏も印象的だった。
というわけで、フラメンコのギターが聴きたくなって、パコ・ペーニャとパコ・デ・ルシアのベストアルバムを1枚ずつ買って来た。
良いなあ、フラメンコって。
チョン・ダヨンも良いけど、フラメンコも良いよなあ〜