最近のダウンロード、(ジャズ・テナーサックス その2)

このあいだの記事の続きです。

先日も書きましたが、普段は50〜60年代前半くらいのジャズを主に聴いているオジサンなので、最近のテナーサックス奏者のことはあまり知りません。というわけで、新しめのテナーサックスが主役のアルバムを雑誌を参考に、アップルミュージックで物色して見ました。ただし、私の言う「最近」とか「新し目」とは、ここ30年くらいってことですからね。

まずは
チャーリー・ヘイデン
(ベース)とマイケル・ブレッカー(テナーサックス)。「アメリカン・ドリームス」

雑誌「ジャズ批評」のテナーサックス特集で、好きなアルバムに挙げている人が多かったので聴いてみました。正直言って、マイケル・ブレッカーのサックスは、それほど好のみではなかったんだけど、このアルバムは、本当に素晴らしい。聴いて良かったです。どちらかと言うとベーシストのチャーリー・ヘイデンがリーダーのアルバムみたいです。ストリングス入りのバラード集ですが、アメリカンルーツミュージックの雰囲気もあり、ジャズという狭い括りには入らない、夢見心地の美しいアルバムです。ピアノはブラッド・メルドーだそうです。ジャケットも良いですね。ジャズファンでなくても、是非一度聴いてみてください。

 

次は、James Allsopp(ジェームス・アルソップ) Quartet、「 I’m a Fool to Love You」
全然、名前も聞いたことがありませんでしたが、お気に入りです。

タイトル曲はフランク・シナトラも歌っていた古い曲ですね。昭和ムード歌謡って感じの曲ですが、私は大好きです。他にも、The Man I Love、I Was Doing Alright 等、有名な曲が入っているので、私のような保守派のジャズファンにも楽しめます。夜にぴったりの、しっとりした演奏です。

 

スコット・ハミルトン・プレイズ・ジュール・スタイン。

次は、私も大好きな、スコット・ハミルトンです。さすがに私でも知っています。ヴィーナスレコードからもアルバムも何枚か出ているし、日本でも人気ありますよね。時代に流されず、ずっとスイング路線で、アルバムもたくさん出ています。私も5〜6枚持っています。アップルミュージックで色々試聴していて、これが気に入りました。
ジュール・スタイン作品集ということですが、私はこの作曲家のことを知りませんでした。でもアルバムを聴いてみると結構知ってる曲が多かったです。ミュージカル作品で有名な作曲家のようです。
ジュール・スタイン(Jule Styne, 1905年- 1994年)(Wikipedia)>>
今のところ、スコット・ハミルトンのアルバムの中で、個人的に一番お気に入りです。何と言っても良い曲ばかりです。誰が言ったか知りませんが「ジャズに名曲なくて名演あり」という有名な言葉があります。でも、どちらかというと私は、「アルバムは曲で選ぶ派」、「スタンダードをたくさん聴きたい派」なので、こういう古いスタンダードの名曲集は好きなんですよね。

いかがでしたか? 今日は紹介しませんでしたが、スコット・ハミルトンが気に入った方は、ぜひハリー・アレンも聴いてみてください。同じ傾向の、日本でも人気あるテナーサックス奏者です。

 

最近のダウンロード、(ジャズ・テナーサックス その2)」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。私も知りませんでしたが、二番目のJames Allsopは中々クールでいいですね。私はそれ程ジャズを聴きませんが、アートペッパーは好きで最近でもよく聴きます。年のせいか古いCDを聞き返すばかりで、中々新しいアーティストを探すという気が湧いてこないんですね。。ブログで紹介して頂くといい刺激になります。

  2. コメントありがとうございます。
    James Allsopp 良いですよね。他にもアルバムあるかなーって、ネットでAmazonやタワーレコード、ディスクユニオンも、探したのですが、見つかりませんでした。まだ若い人みたいです。
    私もアート・ペッパー好きですよ。アルトサックスでは一番好きかも。後期のはよく知らないけど、マーティ・ペイチ・カルテット、The Art Pepper Quartet 、サーフ・ライド 、モダン・アートとかよく聴いています。
    また面白いアルバムを見つけたら紹介しますので、よろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。