今日は3月11日。
東日本大震災からまる3年経ちました。
2月にフィリピンへ英語の短期留学へ行ったのですが、その時、
日本で起きた災害について、英語の先生たちが述べていた言葉が
印象的だったので、紹介します。
その前に、少し長くなりますが、前置きを。
留学生に英語を教える先生たちは、他に職業を持っている人も多いようで、
私の3人の先生は、いずれも、看護師でした。それで、滞在中にフィリピンの
病院を案内してもらいました。1つは市立の病院。病院の側に、日本の政府が
援助して建てられた立派なメディカルセンターがありましたが、病棟の方は、
かなり悲惨な状態でした。病室にはベットがぎゅうぎゅうに詰め込まれていました。
それでも、ベットが足りないので、廊下にもベットが置かれて、そこで寝ている
人、または廊下に直に寝ている人(付き添いの家族かもしれません)もいました。
看護師さん一人につき、担当している患者が何十人もいるとのことで、当然、
全員に目が行き届きません。
廊下で寝ている人がまだ恵まれています。病院の入り口の側に、大きな体育館の
ような建物があり、そこもベットでいっぱいでした。病院の空きベット待ちの
患者さん、そして家族の人たちの待機所です。いつになったら入院できて、
ちゃんとした治療をしてもらえるのか、分からない状態だとのことでした。
病室には、一部を除いて、冷房は入っていません。
日本の政府が援助して建てられたメディカルセンター
この病院へ見学に行く前に、先生達から、驚かないように、心の準備を
してください、と注意されたので、予想はできたのですが、やはりそれでも、
実際に目にすると、かなりの衝撃を受けました。
先生の一人は、かつて、この病院で働いていたことがあるそうです。
この市立の病院につづいて、今度は、私立の病院へ案内してもらいました。
私立病院。
長くなったので、続きは、また後日。