先生はえらい (ちくまプリマー新書) [新書]
内田 樹 (著)
これは、面白い、ためになる。
なんだか頭が少し良くなった気がする。
基本的に10代の人に向けた本なので、
内容は高度でも読みやすい内田さんの文章が、
いつもにも増して面白くさらさら読めます。
でも内容は濃いですよ。
読み終わると、何か悟りを開いたような気になります(←気のせい)。
とにかく、皆読むべし。
内田 樹 さんといえば、最近ブログの文章で大変感銘を受ましたですよ。
「内田 樹の研究室-2011/07/05」
暴言と知性について
例の松本復興相元大臣の暴言問題についての文章です。
是非、皆さん全文読んで下さい。
一部分だけ紹介します。
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自分の言葉を差し出すときに、相手にそれをほんとうに聞き届けて欲しいと思ったら、私たちはそれにふさわしい言葉を選ぶ。
話が複雑で、込み入ったものであり、相手がそれを理解するのに集中力が必要である場合に、私たちはふつうどうやって、相手の知性のパフォーマンを高めるかを配慮する。
たいていは、低い声で、ゆっくりと、笑顔をまじえ、相手をリラックスさせ、相手のペースに合わせて、相手が話にちゃんとついてきているかどうかを慎重に点検しながら、しだいに話を複雑な方向にじりじりと進めてゆく。
怒鳴りつけられたり、恫喝を加えられたりされると、知性の活動が好調になるという人間は存在しない。
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松本元大臣のような横暴な人は、「ダメだよ、問題だよ、おかしいよこの人」っていうのはわかるけど、どうして時に人間はこういう行動をとるのか。わかりやすく解説されている。
程度の差こそあれ、ワタシも気づかずに似たような態度を人にとってしまうことがある。
それはどうしてなのか、どうしてダメなのか? そんなことがよく分かるブログでした。
是非全文読んでみて下さい。
「先生はえらい 」も名著なので是非!
読んだことある方は是非、感想を!
では
三宅社長さんへ
読書の夏ですね!
わたしも内田樹さんのブログ、
チェックしています。
内田さんの中国人論、
すごく興味深いです。目から鱗でした。
この「先生はえらい」も、
ぜひ読んでみたいです。
内田樹さんの文章は判りやすいですよね。
最近続けて何冊か読んでます。
判りやすいだけでなく文章のセンスも良いし、面白いです。
決して偉そうにならない、説教臭くならない。
こういう文章だと少し難しい事でも、
素直に吸収出来るんですよね。
「先生はえらい」はほんと良い本だと思いますよ、
是非。