87分署シリーズ

●最近、鬱のせいか(←こればっか)、仕事で疲れているのか、なかなか本が読めなくて、欲求不満。
日本にいる時はは週に4日くらいは本屋に入らないと気がすまなかったのに、最近は、読書量が以前の10分の1以下に減ってしまった。海外に住んでいるからっていうのもあるが、仕事のストレスや歳の問題なのかも知れない。
●んなわけで何か軽い連作物をと思い、エド・マクベインの87分署シリーズを読み始めた。話が続いているわけではなくて、架空の街(ニューヨークがモデルらしい)の87分署を舞台にした、1冊読み切りのシリーズです。シチュエーション、登場人物もほぼ同じ、その中で登場する警官が、恋をして結婚して、或いは殺されたり…そんなサイドストーリーと、メインの事件とがうまく溶け込んで、ただのミステリーとも、ハードボイルドともいえない独特の世界を作り上げています。
●少し俗っぽいところもあるんですが、解説にもあるように、俗を極めて俗を超える、ということでしょうか?
えーと、要するに警察小説の草分けですね。何と1作目「警官嫌い」が書かれたのは1956年、ひゃー、そんなに古いとは知らなんだ。以前、20数年前シリーズのうち何冊か読んだはずだが、何を読んだか全く覚えてない。
●最初の2〜30ページはなかなか入り込めなかったが(ワタシのくせ)それを過ぎると、やめられなくて久々に一気に1冊の本を読んでしまった。今日、日曜日は少し仕事をやる予定だったのだが、シリーズ2冊目に手を付けたのがまずかった。朝、喫茶店へ行った以外アパートから一歩も出ず、2冊目も読破。
●87分署って今さらながら面白いんですね、ってファンの人が聞いたら、「何をほんとに今更」って怒るでしょう。
というわけで、そんな古い警察小説なんて、って敬遠して読んだ事無い人、読まないと損しますよ。
ミステリー、ハードボイルド、警察小説のファンなら一度は読んでみて下さい。
●ワタシも全シリーズ制覇に挑戦しま〜す。
(多分無理だな、30冊以上あるらしいし….根性ないし)

87分署シリーズ」への1件のフィードバック

  1. おもしろそうですね!
    私も読みたくなってきました…いま読んでる本が終わったら本屋に行きます(^-^)

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