この白い塊、何だか分かりますか?
台北市敦化南路のオフィス街の道路に、
ど〜んと置かれていた。
これは塩でもなくて、砂糖でもなくて、
「しょうのう(樟脳)」の塊。
え、しょうのうって何?
お年寄りに聞いてください。
私もあんまり記憶が定かじゃないけれど、
小さい頃、衣類の虫除けに使っていたような…
まちがっていたら、ごめんなさい。
私は固まりを生で見たの、初めて。
台北の街角で、このしょうのうを、
白い袋に入れて、さらに何故かたらいに入れて
売っていたのだ。
(おもいっきり手作りっぽい)
結構、見てる人多かったです。
値段は…しまった、聞くのを忘れた…
しょうのうって、何から出来ているんでしょうね?
はじめまして。毎日楽しみに拝見させていただいております。
樟脳はクスノキから生成されるとのことです(化学合成品もあるみたいですが)。
それにしても、大きな固まりですね。臭いがすごかったのではないですか?
ニャンタロウさん
こんにちは。
樟脳とクスノキは関係があったのですね。クスノキの消臭剤もよく道端で売っていて、匂いが似てるなあ、と思っていたのです。
凄い匂いでした。
作るところを見てみたいです。
台湾に雪が降ったのかと思いました。
>お年寄りに聞いてください。
私もあんまり記憶が定かじゃないけれど・・・・。
嘘だ!嘘だ。絶対知ってるくせに、使ってたくせに。
あれ、臭いがきつくて困りますよね。
白状しなさい・・・。
そういえば戦前の台灣は樟脳が重要な輸出品だったんだよね。
小学校のころの通学路の街路樹がクスノキでよく葉っぱを手でつぶして
臭いをクンクンしていたなぁ~
だから、樟脳の臭いは嫌いじゃないんだよなぁ~
いかさん
はい、あまりにも昔のことで、
思い出せないくらい歳をとってしまった…ということです。ハハハ…
ゆうさん
そうなんですか!
ということは、台湾には檜がたくさんあったんですね。
今は?
私もあの匂い、わりと好きですよ。
文字通りクスノキ(樟)のエキス(脳)で、木材や根のチップを蒸留して抽出し、樟脳結晶と樟脳油に精製します。カンフルのことで、クスノキの学名は「カンフルの取れるシナモン」という意味です。
日拠時代(日治時代?)の台湾では、天然樟脳が大産業でした。
明治から大正にかけて、総督府殖産局が15年間で400万本くらい植林したらしい。
ところが合成樟脳が比較的コスト安に作れるようになり、天然樟脳産業は次第に衰退したようです。
昆虫や菌類にとっては猛毒で、だから虫除けになるのですが、人間にはそれなりに気持ちのいい香りに感じられます。なんででしょうね?
モスフォレスター3さん
ありがとうございます。
なんとなく作るところを想像することができました。
あの匂い、動物はどうなんでしょうか?
ふと、我が家の猫を見ながら考えてしまいました。
うちのネコは顔をしかめて逃げます。
(カンフルはエアサロンパスとかに入ってます。)
モスフォレスター3さん
やはり猫はダメですか!
うちの猫はキンカンの匂いは好きみたいです。