Far Side Music

ネットサーフィン(ヲー!死語か?)をしてて「Far Side Music」というロンドンのラジオ局のページをたまたま見つけた。これが超面白い。
解説を読むと(英語なのでほとんどわからなかったが)FM放送、ネットでの放送、両方あるようだ。
いわゆるネットラジオのような24時間のリアルタイムの放送でなく、週に1回の放送。
ネット上でバックナンバーじゃなくて、何ていうんだろう、過去の放送が聴ける様になっている。
取り上げているのは「Far Side Music」の名のとおり、日本を始めとするアジアの音楽。ポップミュージックが多い。
9月の放送分「Far Side Music-Top 10」と言うプログラムをを聴いていたら、「…..Blue Light Yokohama by Ishida Ayumi….チャチャチャチャー♪ チャチャチャチャー♪…」ってなんだか凄い。英語のDJだし、かっこ良い。
このサイトではCDの通信販売もしている。
っていうか、このサイトはCDオンラインショップなのだ。きっと。
トップセールスベスト10を見ると、これがまた驚き。
1位は「細野晴臣Archives Vol. 1」
2位が「Mansai Nomura / Kyogen; Kan no Ne, Noh: Tsuchigomo DVD」
えーと、野村萬斎ですね。狂言のひとですね。良く知りません。野村万作と関係ある人ですよね、きっと。
あと、日本モノは4位の「Rough Guide to the Music of Japan」(日本の音楽ラフガイド)よくあるタイプのCDですね。その国の音楽の代表的な音楽を紹介したCDでしょう。このサイトのポール・フィッシャーと言う人の制作、えーとコンピレーションっていうのでしょうか。
でもこのCD、知らない曲がほとんど。知っているのは「SHIZUKO KASAGI Tokyo Boogie Woogie」、「HARUMI MIYAKO Yuhizaka」曲は知らないけど….。
「MORIO AGATA Tokyo Bushi」おいおい、どういう主旨の選曲だ!
ほかには、CHANCHIKI Yagaefu、NAMI MAKIOKA Subayado Bushi、TAKASHI HIRAYASU Koza Renka…これは沖縄の歌だな。KUNAICHO GAKUBU Hyojo Netori…ン?これは宮内庁楽部、いわゆる雅楽ってヤツだな。
なんだか凄い。日本でも買えるのだろうか?
買えるみたい!!
ベストセラーだって、(もちろん海外で…)
欲しいな!!
8位の「Various / Showa Kayo Best 30」(昭和歌謡ベスト30)
これはさっき書いた、ブルーライトヨコ〜ハマ〜、とかKeiko Fuji / Keiko no Yume wa Yoru Hiraku、Hiroshi Mizuhara / Kuroi Hanabira
ピーナッツの「恋のバカンス」が試聴できる。
おしゃれなロンドンっ子は、こういうのを聴くらしい。
かっこ良いなー。
10位「Alva Noto + Ryuichi Sakamoto / Utp DVD 」
これは、きっと普通におしゃれな音楽なんだろうな、あまり興味無い。
このサイトを作ったポール・フィッシャーは、1990年から2001年まで日本に住んでいて、現在は、このサイト「Far Side Music」の運営、DJ以外に、broadcaster, journalist, photographer and video cameramanとして活躍中、クラブのDJもやっている。わーうさんくさい。
ロンドンのおしゃれなクラブでは、いしだゆみとか、水原弘、はたまた宮内庁楽部の雅楽などがかかっているのだろうか?
ヘンだよな。ちょっとかっこ良いかもなー。
こういうのって、日本人がここ数十年のインド歌謡を集めたCDを聴いてるのと同じような感覚なのかなー。ときどき、そういうの聴いてるけど…。
無茶苦茶暇な人は、このサイト見て下さい。紹介した以外にも日本の面白いCDがたくさんあります(一般の日本人が知らないような…)。
相当マニアックでヘンです。
ロンドンっ子のヲタクの底力を見せつけられた思いがします。(←しねーよ)
「Far Side Music」
難易度★★☆☆☆
マニアック度★★★★★

Far Side Music」への4件のフィードバック

  1. 笠置シヅ子とあがた森魚が一枚のCDに入っているって、凄すぎますよね。
    ラフすぎます。

  2. Far Side MusicのWebサイトを再度読んでみました。
    1つのレーベル作品を「全部買い」するタイプのマニアにはたまらないラインアップですねぇ。
    “The Rough Guide~”はバラエティに富んだ日本音楽のドコから手をつけてよいか解らない人向けの作品なんだと思いました。
    例えば、ラフガイドで沖縄音楽に心惹かれた人は、沖縄音楽のページの作品を片っ端から買っちゃうんでしょうねぇ。
    それにしても、笠置シヅ子とあがた森魚と登川誠仁と渋さ知らズを1枚に入れちゃう心意気って凄いですね。(笑)
    「一曲でも良い、どこかに引っかかりを持ってくれれば。後は全部捨て曲になっても構わない」という選曲者の強力な意思を感じました。
    昭和歌謡30も日本語版は出ていたようです。
    http://www.amazon.co.jp/dp/B0000A1247

  3. takeさん
    The Rough Guide Japan欲しいですよね。
    外から見た日本の音楽ですよね。

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