台北市内のとある喫茶店で「すきやき丼」を食べた。
その店は、一応店構えもメニューも喫茶店なのだが、普通のコーヒー類、サンドイッチなど以外に
丼もの、台湾の麺類、お弁当の類、鍋までそろっているのだ。
こういう店、以前は台北市内にも多かったが、最近減ってきた気がする。
スターバックスを始めとするコーヒーショップや、外資のチェーン店が増えたせいで、
なんでもあり、味は二の次みたいな店は、もう時代に乗り遅れ、競争についていけないのだろう。
だいたい、カウンターの中は2-3人なので、どう考えても食べ物20種類くらいあるってのが変だよね。
当然、業務用のレトルトもしくは冷凍物を使って温めるだけに決まっている。
だいたい味は想像できるものの、朝からパン類しか食べてなかったので、
すきやき丼ってきっと甘めで高カロリーなんだろうな、牛丼をちょっとドロドロした感じかな、
でもまあ60点位で良し、ということで頼んだら。
丼の半分に乗ったパサパサで硬い牛肉と玉葱。、ツユはほとんどなし。
残り半分に載っているのは、卵、人参、きゅうりの細切り。
えーと、これ何?
冷やし中華の具と間違えてない?
この部分もご飯に汁がかかってるわけではない。
どうしてこんな料理が出来上がったのかわからない。
想像以上に不味い。っていうか味がない。
しかしこのゴハンの上の三色はいかにも日本、色的には日本の丼ものだ。
そこで考えた。
台北市内にはどんどん本格日本料理店がオープンしてきている、逆にこういう「なんちゃって日本料理」は貴重になりつつあるのかもしれない。
もともと偽物や勘違いが市民権を得て、オリジナルとは違うけど、その地で独自の進化を遂げ、完成される料理っていうのがあるんだと思う。例えば、日本のラーメンや、カレーライスもそういう道を経て生まれ、完成されたのではなかったのだろうか?
そう考えると、あまり本物志向、本場の味が外国で簡単に食べられるのというのも良い側面ばかりではない。文化というものは最初は模倣や勘違いから始まっても良いのでないだろうか。
だから、こういう偽物っぽい台湾風日本料理と言うものも、私は率先して食べることで守っていきたいと思う。こういうのが淘汰されると、台湾独自の料理文化の発展を拒む一因となりはしないか心配だからだ。
(ウソ)
料理は美味いほうが良いよね。
三宅社長さま
嫌な雨の季節が
やってきましたね~。
うちの近くの海鮮丼は、
なぜか、ご飯の上に「のり玉」が・・・。
それでも、まともな日本食が食べられるところ、
だんだん増えてきましたよね。
こんにちは
のり玉のかかった「海鮮丼」や「ちらし寿司」は何度か食べたことが有ります。なんでしょうかね、あちこちに広まってるみたいです。
すし飯の上にたっぷりのり玉、その上にお刺身。
濃いふりかけの味とお刺身の味が混ざって何とも言えない妙な感じですよね。