オルガンジャズの

マイブームは続いています。
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上は、シャーリー・スコットのベスト。オルガンは「電風琴」ですよ。
下は、そのベストにも1曲収められている「VERY SAXY」
人気サックス奏者4人とシャーリー・スコットのオルガンの競演です。
もう脳がとろけそうなほど良いです。
いずれも男っぽいテナー4本が次々にソロをとります。
未熟者なので、エディロックジョーディビス以外のところは誰がどこを吹いているんだかはっきりとは、わかりません。
男っぽいテナーサックスといえば、この人のCDも買いました。
ジーン・アモンズです。
「ジーン・アモンズ&ソニー・スティット in Orbit」
オルガントリオをバックに従えたテナー対決です。(ソニー・スティットは曲によってアルトサックスに持ち替えます。)
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中国語タイトルは写真の通りです。
「奥比特酒吧演奏実況」とあります。
クラブ「オービット」でのライブ録音—という意味です。
ライブかあ〜、音が悪いのはやだけど、まあ、買ってみるか〜。
しかし聴いてみるとライブでもなんでもありません。
データを見ると1962年2月、R・ヴァン・ゲルダーのスタジオで録音とあります。
50〜60年代のハードバップファンにおなじみの、あのスタジオです。
これが、なんでライブって書かれてるんだよ〜。
一応ネットで調べてみました。「IN ORBIT!」というのは、軌道に乗った、みたいな意味らしいです。もちろん酒場の名前ではありません。
「IN ORBIT!」の意味ついては、田中幸宏さんという方のブログを勝手に参考させていただきました。すみません。
田中さんのブログ、凄く詳しくて面白いです。共感度高いです。
しかし、台湾って、いい加減なんですよね。自分たちの売るCDに興味を持って欲しいですね。関係者が誰も内容を聴いても無いし、チェックしてないってことでしょうか?まったくなあ。
ジーン・アモンズ&ソニー・スティットは以前にも競演盤を出しているので、
「ジーン・アモンズ&ソニー・スティット~again」みたいな意味も含まれているのでしょうか?
それはよいとして、ジーン・アモンズ。素晴らしいです。ワタシは凄く気の小さい人間なので、こういう、スケールの大きな、男っぽいテナーが大好きです。
ソニー・スティットももちろん素晴らしいプレーを展開しますが、ジーン・アモンズに比べると、なんだか小賢しく聴こえてしまいます。
ジーン・アモンズなんか、余裕綽々、特別なフレーズを吹かなくても、全ての音が、「男だぜ」って言ってます。
ソニー・スティットなんか目に入ってねえぜ、まあ少し合わせて遊んでやるか、みたいに感じちゃいます。(←言い過ぎかな)
さっき原田和典さん監修の「JAZZ SAX」(シンコー・ミュージック・エンタテイメント)という本を読んでいたのですが、ジーン・アモンズについて面白い記事が載っていました。
アモンズは1962年刑務所に入り1969年に出所。
「…おつとめを終えた日、刑務所前にはサックス奏者がずらりと集まり、ボス(アモンズ)を取り囲んで花道を作った…」
ほんまかいな、面白過ぎるし、似合いすぎる。顔も凄いしなあ。
ジーン・アモンズとか、デクスター・ゴードンとか、侠気(おとこぎ)度の高い音楽を聴くと、少し勇気や元気がでますよね。小ちゃいことなんか気にするんじゃね〜。って感じですね。
おっと、前回の回答です。
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気が抜けちゃいますね。ピッツバーグでのライブです。

オルガンジャズの」への2件のフィードバック

  1. 90年代中頃まではグループ名の後に合唱団、隊とか付けるのパターンが多かったですね。
    エア・サプライの空中補給隊の隊はまだ収まりの良い方ですが、何でもかんでも合唱団や隊を付けるのはダサさ丸出しという感じで台湾の若い世代にも不評でした。
    今は当時の若い世代が業界の中心に居ますから、随分スマートになったと思います。

  2. ロックグループはとにかく合唱団でしたよね。
    あと、「プリンス」が「王子」っていうのも何か凄いですよね。普通は個人名は音であてていくんですけど、例外ですよね。

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