事務所では

昼間は、バロックか古典派の音楽をかけることにしている。
リラックス出来るのと、音量が安定しているので仕事中のBGMには適している。
夜、台湾人スタッフが帰ってからは、ジャズを聴く事も多い。
今日の夜は、たまには少し違うものをと、ノルウェーのピアニスト、アンスネスの弾くヤナーチェックのピアノ曲を聴いていた。
ヤナーチェックの曲はほとんど知らないけど、たまにはこういうのも良いじゃないか、と仕事の手を休めしばし聴き入っていた。
残業中の真実子が、これ誰の曲かと聞いて来たので、ヤナーチェックだよと答えると、何とその隣の直子が反応。
「ムラカミハルキの小説に出て来るヤナーチェックですか?」
何なんだ? 
「ベートーヴェンのダイクって第九協奏曲ですか?」とか言ってる直子が、ヤナーチェックの名前を知ってるなんて。
ムラカミハルキの力って凄すぎる。
しかし、胸くそ悪い。
ムラカミハルキのカーヴァー
ムラカミハルキのアーヴィング
それに続いて、今度は
ムラカミハルキのヤナーチェック
そのうち
ムラカミハルキのチャンドラー
になるんだろうか?
あーけったくそわるい。

事務所では」への4件のフィードバック

  1. あー なんとなくわかるその気持ち。
    人生、どこで間違ったんでしょうね。

  2. ベートーヴェンのダイクって第九協奏曲ですか?って笑えますよね。ハハ

  3. 春樹効果で、ヤナーチェクが売れているらしいですね!
    本当に、村上春樹の作品に出てきているものは、
    映画でも音楽でも作家の名でも、チェックせずにはいられないですよね。
    また、そんなふうにいろいろ登場させることで、
    作品の奥行きが増しているのでしょう。
    わたしも、ビーチ・ボーイズのLPなど買ってきた口です。
    30年も前ですが・・・。(遠い目)

  4. ほんとにムラカミハルキって鼻について、うっとうしくて嫌いです。10年以上読んでいません。
    あっ、そう言う話じゃないんですね?

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