ジョン・ウィリアムス、コンサート2013

さる10月23日、クラシックギターのジョン・ウィリアムスの東京、すみだトリフォニーオールでのコンサートに行ってきました。というのも、なんと今年で引退ということなんですよ。日本ではこれが最後のコンサートツアーなんですね。

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サインだよ!

1995年、まだ日本で働いていた頃、サントリーホールのコンサートにも行きました。
今回は2度目、残念ながら最後なんですね。

今回は仕事もいろいろあって、時間があまりなく、当日午後東京のホテルに付いて、コンサートへ。
翌朝5時前にチェックアウト!!!!という強行軍でした。
10数時間しか日本に滞在出来ませんでしたが、
再びジョン・ウイリアムズを聴くことが出来、幸せでした。

当日の曲目は
エイトール・ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
フェルナンド・ソル:モーツァルト「魔笛」の主題による変奏曲
ヨハン・セバスティアン・バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番より)
イサーク・アルベニス:アストゥリアス
フランシスコ・タルレガ:アルハンブラ宮殿の思い出
ジョン・ウィリアムス:ステッピング・ストーンズ 第1番 その他
スタンリー・マイヤーズ:カヴァティーナ(映画「ディア・ハンター」のテーマ)
バリオス:ワルツ 第3番
イグナシオ・フィゲレード:ロス・カウハリートス
アントニオ・カリージョ:星の涙
–アンコール–
バリオス:フリア・フロリダ

今年でもう73歳ということですが、かなり若々しく見えました。あと10年位コンサート出来るだろ!ッて感じです。

ヴィラ=ロボスの前奏曲1番の最初の部分でもう泣いちゃいそうになりましたよ。
前奏曲3番の天国的美しさにもため息です。
書くまでもないことですが、どの曲も素晴らしかったです。

ソルのモーツァルト「魔笛」の主題による変奏曲の主題の最後はこんな和音だったでしょうか?
ジョン・ウィリアムスは以前からこういうに弾いてたのでしょうかね。うーん覚えてないな。
リズミカルに弾かれることの多い、第一変奏の叙情的な間のとり方が印象的でした。

バッハのシャコンヌもこれ以上のギター演奏は無いのではと、私には思えてしまいます。

ギタリストならだれでも一度は弾くであろう、有名な「アストゥリアス」や「アルハンブラ宮殿の思い出」にしてもこれだけ感興をもたらしてくれる演奏というのは、それほど無いでしょう。

コンサート後のサイン会のためか、アンコールは1曲だけ、その最後の曲は深い共感に満ちたバリオスでした。

実は、仕事上で色々トラブルの最中で大変で、100%集中して聴くことが出来なかったのですが、
それでも無理して行って良かった。一生忘れられない演奏でした。

今、ジョン・ウィリアムス「バリオスのアルバム」からフリア・フロリダを聴きながら、
コンサートの感動を思い出しています。

※おまけ
こういうギターのコンサートには、どのくらいの人数かはわからなけど、一般のクラシックファンとは
ちょっとだけ違うギターヲタクみたいな人達が来ているようです。
(私はギターファンですが、そこまでで筋金入りはありません)

休憩中にロビーで
「いやー良かったね〜、でもさー、シャコンヌのあそこのところ、左手セーハしてなかったね」
「あー、あそこね! もう無理はしない指つかいに替えたってことだよね 」
とか、私と同年代の一応ビジネスマンの格好はしているものの、
そこはかとなくヲタクっぽさを漂わせる男性二人組が
そんな会話をつばをとばしながらしていました。

こういうギタヲタの人達、好きだなあ。
私も以前練習していたグラシックギターを始めたくなりました。

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