今年よく聴いたCD–その1

フォーク、シンガーソングライター、ロック、トラッドなど。

●アリソン・クラウス—「Paper Airplane」他、持ってるCD全部
相変わらず、アリソン・クラウス(&ユニオン・ステーション)が好きで、かなり頻繁に聴いてます。
まだ初期の数枚は持っていないので、全部揃えるつもりです。
初めて聴く方には、明るめの曲が多い「Lonely Runs Both Ways」[2004]がお勧めかもです。
アメリカでは超有名・人気歌手ですが、日本ではカントリーとかブルーグラスとか、今ひとつ人気が出ませんよね。
でもこのCDを聴くと、きっとこういうアメリカンな音楽も良いなあ、と思う人がたくさんいると思いますよ。
あーっと、Live[2002](2枚組)もヒット曲満載で音も演奏もよく、お勧めです。
アリソンの歌とフィドルも良いですが、他のメンバーの演奏も非常好聴(凄く良いよの意)です。(念のため、映画だと非常好看、食べ物だと非常好吃…と言うみたいです。)
いや、やっぱりブルーグラスファン以外は、アリソン・クラウス名義のソロアルバム「Forget About It」から聴いてきて下さい。

●メアリー・ブラック—-「Twenty-five years」(Best)[2008]、「Stories from the Steeples」 [2012]
いわずとしれたアイルランドの歌姫です。
今年東京のコットンクラブでのライブに行きました。(最後のワールドツアーだということでした。)
昔に比べ少し貫禄が出ていて、というか胴周りが…。それはともかく、相変わらず力強い歌声が聴けてうれしかったです。
初めての方には、今年発売された日本盤の「ザ・ベリー・ベスト・オブ・メアリー・ブラック」がお勧めでしょうか。私は持ってませんが、おそらく解説や訳詞がついてると思いますので日本盤が良いと思います。

●キャリー・ニューカマー(Carrie Newcomer)「A Permeable Life」[2014]
初めて聴いたアメリカの女性シンガーソングライターです。女性にしては低めの声で、落ち着いた暖かみのある歌が多く、すぐにファンになりました。アコースティックギターやチェロの音色と歌声が混ざり合って、とても耳に心地よいです。休みの朝に自然の中をジョギングしながら聞くのにピッタリです。したことないけど。

他には
フランシス・ブラック(メアリー・ブラックの妹さんです) 「ストロンガー」[2013]
キャロル・キング、ジェムス・テイラー、シェリル・クロウなどの名曲を、ただ好きだからとか、初めて人前で歌った思い出の曲だから、とか昔から大ファンで…とか。歌いたいから歌うんだ的な選曲がすばらしいです。

エルトン・ジョンの70年のヒット曲のカヴァーです。他の曲はもう少しフォーク・ロック調です。多分。

アイリッシュフォーク色の濃い「This Love Will Carry (Frances Black & Friends)」も超お勧めです。

えーと、後は最近買った、
ルシンダ・ウイリアムズの2枚組ニューアルバム「Down Where the Spirit Meets the Bone」[2014]
まだあまり聴いてませんが、相変わらずの気怠いブルージーな感じがたまりません。気怠すぎて何て歌ってるか全く聞き取れません。っていうか聞き取れてもどうせ英語ダメなんで意味は分かりませんが。それはともかく良いんです。えーと、今年61歳ということです。驚きました。かっこいいですよ。

個人的に他によく聞いているのは「エッセンス」というアルバム 「Lonely Girl」という曲が特にお気に入りです。

あーそうそう、先日東京のdiskunionで見つけた アイルランドのトラッドのバンドDe DannanののCD。「Ballroom 」。
ずっと探してたんです。日本のamazonでも品切れで、1万円以上の値段のついたものも売っています(なんか嫌だなあ)。 私の買ったものはプラスチックジャケットを外して保存してあるものだからか、600円だったと思います。超嬉しい。diskunion偉いぞ!!
随分昔に、良くレコードで聴いてました。このアルバムを聴いて、アイルランド音楽に興味をもったのかもしれません。この中の「Teddy O’Neill 」っていうトラディショナル曲が、もう泣けるんです。歌っているのはドロレス・ケーン。youtubeを見るとドロレス・ケーンの歌う別ヴァージョンもあるようですが、こちらのヴァージョンが断然好きです。途中のチェロのソロも雰囲気良いですね。調べたら、1987年発売とありますから、えーとそれくらい前だったんですね。

dedannan
ジャケットデザインもよいんですよね。色んなストーリーを想起させてくれる印象深いデザインですよね。
歌詞をコンピュータ翻訳してみたんだけど、失恋とか別れの歌なんだろうけど、最後のあたりが意味不明です。「Ballroom 」というタイトルやジャケットもこの「Teddy O’Neill 」からの発想でしょうか。

うーん、これはレコードも欲しいなあ。diskunionでまた探してみよ。

今年よく聴いたCD–その1」への2件のフィードバック

  1. 2014年の三宅さん、たくさんアイルランドものを聞いていますね。
    Mary Blackを恥ずかしながら初めて聞きました。
    少しアンニュイな感じのする澄んだ声、いいですね。
    ちょっとほろりとしてしまいました。
    音楽ってやっぱりアーティストの母国の風土とか伝統が関係しているのでしょうね。

  2. メアリー・ブラックは良いですよ。最大のヒット曲は「No Frontiers」、アイルランドのシンガーソングライター、 Jimmy MacCarthy の曲です。是非聴いてみてください。何度聴いても飽きない良い曲です。
    https://www.youtube.com/watch?v=3ggeZ9YZYbc

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。