今日の無駄遣い

●台風の中、さっきCDショップに行って来た。
どうしてもすぐ聴きたいCDがあったのだが手に入らず、
このまま帰るのもアレなので、以前から欲しかった写真下のCDを買った。
k071006a.jpg
●さて何のCDでしょう?って英語が大きく書いてあるから誰でも分るよな。
オスカーピーターソン(トリオ)の「ウエストサイドストーリー」だ。
「西城故事」なんて書かれると、少し興がさめる気もする…。
●この映画、ワタシは中学生の頃リバイバルで一人で映画館で観た。確か2時間を超える長い映画なので、次の回を待てずやむなく途中で入った。ちょうど「マリア」という曲がかかっていた。大事なことをすぐに忘れるのに、なんでそんな些細なことを憶えているんだろう。不思議だ。ジョージ・チャキリスのダンスがかっこ良いよな〜と思ったのは憶えているが、映画の他のシーンはほとんど憶えていない。これまた不思議だ。
●えーと、このCDは映画のサウンド・トラックというわけでなく、ジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンが映画で使われた曲を集めて演奏したものだ。これが超かっこいい。Tonight、Maria、I Feel Prettyといった有名なメロディが、みごとにスイングしまくる。曲によってはスイングしすぎて、元のメロディがよくわかんないじゃないかってのもあるが、それがどうしたってほど気持ちよい。
●ワタシが初めて買ったジャズのレコードはオスカー・ピーターソントリオの「シカゴ、ロンドンハウスライブ」だった。これも中学生の時。映画も懐かしいし、オスカー・ピーターソンも何となく思い入れがあって(数枚しか持ってないのだが)このCD、以前から欲しかったのだ。
●というわけで、レコード(CD)っていうのは、いろんな思い出や、偶然性の積み重ねによって愛着度が左右されるわけで、自分にとってかけがえの無いものでも世間から全く評価されない場合もあるし、その逆もあるということだ。って何当たり前のこと書いてんだ。(明日へ続く)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。