久々のお薦めCD

ジャン・ワン(王健)&イェラン.セルシェル/《メモリー》 〜夢想〜
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日本盤(ボーナストラック付き)
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ワタシの買ったのはヨーロッパ盤
ジャケットはこっちの方が好きだけど…

チェロ名曲集と言ってしまえば、
それまでなんだけど、何という完成度。
癒し度、感動度、100ポイント。
ジャン.ワンのチェロのふくよかなでやさしい音色。
セルシェルの端正で、デリケートで知性的なギター。
個人的には最強タッグマッチ、この上ない組み合わせです。
フォーレの「夢のあとに」、シューマンの「トロイメライ」、
エルガーの「愛の挨拶」、ミュージカル《キャッツ》の「メモリー」など
タイトルは知らなくても、きっとどこかで聴いたことのあるメロディが
心地よく癒してくれるはずです。
モダンタンゴの巨匠ピアソラの「天使のミロンガ」の天国的美しさ。
ヴィラ=ロボスやファリャも素晴らしい。
唯一セルシェルのソロで弾かれる、ヴィラ=ロボス「マズルカ=ショーロ」も
ファンのワタシには涙ものでした。
チェロとギターの音色に癒されたい方、
病気ではないが健康ではない、という養命酒な方。
お腹がゆるくてラッパのマークの方。
最近は甘口の音楽ばかりで、とお嘆きの貴兄に。
ピクニックのお供に、
わんぱくでも良い、たくましく育ってほしい。
象が踏んでも壊れない(おっとこれは古すぎ)。
そんなあなたに、文句無しのお薦めCDです。
クラシックに縁の無い方にも是非お薦めです。
ジャン.ワン(王健)にノックアウトされた方には(ワタシです)。
《バロック・チェロ協奏曲集》もお薦めです。
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《バロック・チェロ協奏曲集》

ジャン・ワン(王健)は中国出身のチェロ奏者。
デュメイ(ヴァイオリン)、ピリス(ピアノ)とのトリオで
デビューして注目されました。
イェラン.セルシェルはスェーデン出身のギタリスト。もうベテランですね。
11弦ギターを使ってのバッハ、またルネッサンスや
バロックのリュート曲も是非機会があれば聴いてみて下さい。
もっと柔らか系が好きな方には、ビートルズアルバムも出しています。
※発売元のウェブには、イョランと記してありますが、
以前から、イェランで定着してるし、
イェラン・セルシェルで良いのでは…と思います。
ジャン.ワンは中国語で王健なので、ワン・ジエンと発音したいところですが、
海外向けには、ジャン.ワンの方が発音しやすいので、いいんでしょう。

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