クラシックギターのCD
共にBRILLIANTレーベル。
左は何と25枚ボックス。2470元、ということは1枚100元以下。
日本円で275円くらいか。うーん、安い、けど、最近はもう驚かない。
しかしこのボックスセット、ちょっと選曲が偏り過ぎ。
25枚中ジュリアーニの退屈な曲が9枚を占める。しかも二重奏が多い。
不良債権処分ボックスセットって感じがしなくもない。
ソルは数曲二重奏曲が収められているだけ。一般に良く知られたギターの曲は、グラナドス、アルベニスなどの編曲もの。ロドリーゴのアランフェス協奏曲。あとはロマン派のピアノ曲の編曲もの。タレガの数曲だろうか?
一体どんな寄せ集めだよ。ジュリアーニの熱心なファンなら、一枚もので出てる時買ってるだろうしなあ。どう考えてもバランス悪すぎ。
まあ、カステル・ヌォーボ・テデスコの協奏曲集や、ブローウェルも入ってることだし、まあ、ギターマニアなら楽しめなくもないでしょう、というよりマニアでないと買う必要のないセットでしょう。(ワタシはまだ、マニアではなく、ゆるゆるギターファンです)
右はフェルナンド・ソルのファンタジー全集3枚組。
これも一般の人は買わないと思うけど、ワタシ的には結構楽しい。BGMに今も聴いてます。
ギターマニアではない一般の音楽ファンの方で、ソルの曲が聴いてみたい方には、こういうCDでなく
ジュリアン・ブリームの弾くソルとアグアドの曲が収められたCDをお勧めします。
タイトルは「ミュージック・オブ・スペイン」2枚組になって出ているようです。
(もう一枚は、アルベニス、グラナドスのまさにスペイン的なスペインの曲。こちらも名演です。)
と、アマゾンのページにリンクしようとしたけど、なんと廃盤じゃん。
この世紀の名盤が…
欲しい方は輸入盤を探してみてください。
おまけに動画を
ジュリアン・ブリームの「モーツアルトの魔笛の主題による変奏曲」、ソルの代表作です。
この演奏では序奏を弾いてないっすね。
序奏も良いんですよ。(CDではちゃんと弾いてます)