「雪冤」大門剛明/角川文庫
東京の書店で沢山平台に置いてあったので、売れてんのか〜と思って買たんだが、うーん。
部分的には面白い箇所も有るけど、納得出来ない部分が多く、それほど楽しめなかった。すみません。文章は良いと思うんだが。
「あの日にドライブ」荻原浩/光文社文庫
これは面白かった。
だれでも「あの時もしこうしておけば…」と思うことが有るだろう。
ワタシなんて昔はそんなのばっかりだったが、最近は少しはいろいろあきらめることも出来るようになった。50歳を過ぎたから当たり前なんだろう。それでもたまに、昔のことを思い出し、「あのときもし〜」なんて考えるときもある。
この小説の主人公は、もと都市銀行のエリート社員、今はタクシーの運転手。
この主人公の「あの時もし〜」がこの小説のテーマ。
設定がわかりやす過ぎないか? と思ったが、この人は文章もストーリーもうまくて、全然飽きさせない。
この主人公、悩みやすいんだか軽いんだか、いくらなんでも、「あの時もしこうしておけば…」っていっても、そこまで具体的に想像するなよ〜、とつっこみをいれてしまいたくなる。
本筋にはあまり関係ないけど、稼げるタクシーの流し方だとか、タクシー会社の社長の説教とか楽しめるエピソードも多い。
「交渉人爆弾魔」五十嵐貴久/幻冬社文庫
一作目「交渉人」を非常に楽しんだので、迷わず買った。
悪くないけど多少不満が有る。これはまあ、好みの問題なので仕方ないと思う。何が不満かと言えば「交渉人」なんだから、今回も犯人とのアメリカ仕込みの交渉術に重きを置いて欲しかったのだ。
交渉術とはなにか? うんちくをもっと盛り込みながら…
まあそれでは一作目とあまりかわらないし、事件のスケールも大きくなったし、2作目の方が面白いという方の方が多いのかもしれない。
「警官の血」佐々木譲/新潮文庫(上下)
数年前の「このミス1位」だったし、いまさら何も言うこと無し。未読の方はすぐに読むべし。
上下2冊なんだけど、10冊くらいにしてもっとねちねち細かく描いても欲しいくらい。
とくに戦後の混乱期の描写などもっと読みたくなる。舞台となった上野公園も行ってみたいなあ。五重塔の塔って、どこにあったんだろう。
最近は、ミステリー以外にもビジネス書や自己啓発、自己啓蒙書をよく読むようになった。
もう少し頭が良くなりたいなーと思い、「読むだけで〜〜〜」みたいなのも結構読んでいる。
くわしくは、また今度。
ミミパパさんこんばんは!
いつも休みなく遅くまで仕事をなさっているのにいつ読書する時間をとってるんですか?
僕なぞ最近は目がアレになって来てからというもの、日々の新聞読むのが精一杯だったりするんですが。
何か秘訣を~!
1)遅くまで仕事をして、ぐずぐず夜更かしして昼頃出社して、「ハハ〜、すまんすまん」って頭をぼりぼり掻いてあやまる。
2)凄く体調が悪そうにして、早退させてもらって、上島珈琲に行ってくつろいで読書。
みたいな感じです。
あと、小説はちゃんと丁寧に読みますが、ビジネス書なんて斜め読みっていうか、興味ない部分は読み飛ばしてしまいます。
写真に写ってるなかにもほんの一部分しか読んでない本がたくさんあります。
最近はそれで良いやと割り切って本を買ってます。ハハ〜。
はは~!
パパさんには何ひとつかないません(笑)