2-3ヶ月前に

超短く切った髪がもう、うるさい。
前髪はまだ短いのに、横と後ろが長過ぎる。
カットしたいのに、美容室パビリオのカリスマ店長河内さんが、
全然空きがない。来週の土曜日にの開店前に無理矢理予約を入れてもらった。
凄いな〜。ずっと冗談で書いていたのだが、本当にカリスマ美容師なのか!
知らなかったぞ。えらそーに。フンッ、いいなあ。(←意味不明)
先週末、読む本が無いので、真実子の本を本棚で物色してみた。
だいたい真実子の買う本は、ワタシには合わない。
二人が共通して読むのは、宮部みゆきや、奥田英朗、くらいかもしれない。
ワタシはだいたい、ミステリーやハードボイルド、冒険小説みたいのが好きだ。
そういうわけで、あまり読書の趣味は合わないので、あまり期待せず本棚にあった、瀬尾まいこの「優しい音楽」という短編集を開いてみた。
裏表紙の短文紹介を読んでも、ワタシには多分一生縁のない作家のような気がする。ひねりが効いていたとしても所詮、恋愛小説あるいは青春小説のたぐいだろう。
まあ数ページだけでもと思い、読み始めると、これが面白くてやめられない。
一日で、読み終えた。
非常に読みやすい文章だ。小説を読んでいるというより、大島弓子の漫画を読んでいるような感覚だ。表題になっている冒頭の「優しい音楽」はカテゴリーに押し込んでもしょうがないが、やはり恋愛小説なのだろうか? 物語の始まり方が凄く良い。他の2作は作風が、平安寿子になんとなく似てる気がした。恋愛小説じゃない、こういうの何っていうのだろう。
ふーん、面白いじゃないか。ワタシのようなじじいでも読んで楽しめるこんな小説だったのか。
今は「幸福な食卓」というのを読んでいる。
普段は小説を読みながら、「ふーん、警察のキャリアといってもいろいろだからなあ」とか「ロシアのマフィアって恐ろしいんだなあ」とか、ワタシの頭の中はそんな風になっているのだが、瀬尾まいこの小説には、警察官僚もチェチェンマフィアも私立探偵もKGBも連続猟奇殺人も出てこない。(←当たり前だ)
にもかかわらず面白い。(←どういう理論だ?)
会話が良い。奇妙なシチュエーションでもわざとらしさを感じさせない。ハードボイルドも書けば良いのに。(?)
終わり
仕事から逃避中のmiyake

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