端午節の粽子(ちまき)

今日は端午節。
会社のデザイナー達は、家族で端午節を過ごすために、
みんな田舎へ帰っている。
日本人の帰省は、お正月、お盆の2回だけれども、
台湾人は、お正月、中秋節、端午節の3回。
いや、それに母の日、父の日も、帰省しなければならない家庭も
あるようだから、結構大変だ。

端午節のころは、台湾中がちまきであふれている(と、思う)。
とにかく、ちまきを食べないといけない雰囲気になるようだ。

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ここは「ちまき」で有名な店。
店の前に大量の箱を並べて、
予約注文のちまきの箱詰めをしているところ。

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何だかすごい。食べ物じゃないみたい。

私は台湾人の友達も多くないんだけれども、それでも、
毎年幾種類かの、自家製のちまきをいただく。
それで、一昨日から、毎日せっせと食べている。

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食べても食べてもなくならなくて、
残りは冷凍庫に入れられて、そして、そのうち忘れられて、
一年後の端午節まで冷凍庫の奥に眠っている家庭もあるらしい
(私も経験済み)。

高雄「夢時代」人情の旅

このあいだ新幹線に乗って高雄へ行った。
(東京の中央線「高尾」とは違いますよ。
私、よく漢字変換間違えます)
台湾を九州に例えるなら、台北が福岡、
高雄は鹿児島、と、私は勝手に思っている。

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高雄にある新幹線終点駅「左営」
目的の場所は、オープンしたばかりの、アジア最大の
ショッピングモール「夢時代」。

さて、高雄に着いて、どうやって「夢時代」まで行くのか、
分からなかったから、駅で聞いたら、
無料の送迎バスが出ているという。

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ほんとうだ!あった、あった。
しかし、が~ん。もう、いっぱいで座る場所がない。
「夢時代」まで30分~40分の道のりだという。
立つのはつらい…..
仕方ないから次のにしようと思ったら、
運転手さんが、自分の席の隣の物置台を指差した。
「ここに座りんちゃい。次のバスは当分待たんと、
来んよ。」(なぜか広島弁)

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うれしい。台北にいると、南部の方が人情があると
よく聞くが、いきなり、その人情を感じてしまった。

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それでは駅を出発。
電車やバスの一番前の席って、視界が広くて大好きだ。

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駅を出て、運転手さんと世間話をしたり、写真を撮っていたら、
そのうち、運転手さんが観光案内をはじめてくれた。
運転手「高雄の道路は広いじゃろう?」

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運転手「ここは、お払い関係のものを売っとるんよ。」

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運転手「芸術学校」
私「はい」

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運転手「○○」(忘れた)
私「はい」

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運転手「○○公園」
私「はい」
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運転手「伊勢丹デパートじゃよ。」
私「はい」
私はあっち向いたり、こっち向いたりして、
結構大変…へへへ…..

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私「あ、見えて来た!あそこですね。」
運転手「夜のほうが、観覧車がキラキラして綺麗じゃけどね~」

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アジア最大のショッピングモール「夢時代」

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キティーちゃんの観覧車が目印

運転手さんの説明付きで、とっても楽しい道のりだった。
日本だったら「運転手に話しかけないでください」
なんて規則があるんだよな。きっと。
“何かを得るためには(この場合は安全かな?)、
何かを捨てなければならないこともある”って、
よく本に書いてある。仕方がないのかな…….
帰りも無料送迎バスに乗った。
行きと同じバスに乗り合わせた中年夫婦が、
偶然乗っていて、帰りの私のチケットを心配してくれたりして、
行きも帰りも人情を感じた旅だった。

おまけ
わーい、また@niftyのデイリーポータルZコネタ道場に採用されたよ。
今度は、入選!嬉しい。

金曲賞授賞式

きょうは台湾金曲賞(日本のレコード大賞のようなものかな?)
の授賞式。
チケットが手に入ったので、夕方ひとりで行ってみた。
私は台湾に住んでいるけれど、年齢とともに、
中華ポップスへの興味を失ってしまって、最近では、
何が流行っているのか、どんなスターがいるのか、
ほとんど知らない状態。
そんなんで、果たして楽しめるのだろうか?

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出掛ける前。アパートの管理人さんに写してもらった。
チケットには「正装で来るように」と書かれていたが、
そんなもの持っていないし、過去の経験から、
正装だと却って浮いてしまうこと間違いなしなので、
無難に黒い服を選んだ。

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タクシーで会場へ。
運転手さんに金曲賞へ行くといったら、
「あんた、ひょっとしてスター?」と私の方を振り向いた。
そして、すぐに話題が変わった……..

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会場は当然のように若い人でいっぱい。
私が到着したときは、レッドカーペットの真っ最中。

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手前でしゃがんでいる3人、何してるの?
人気のあるスターが到着すると、大歓声が起こる。

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雨ガッパと傘を売っていたおばさん。本人もカッパ装着中

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双眼鏡を売っていたおじさん。

レッドカーペットは最後まで見ずに、
会場の中へ入ることにした。
(ってうか、人がいっぱいで見られない)

会場の中は撮影禁止。

私の席は、舞台脇の2階で、すごく良い場所だった。
が、悲しいことに、知っているスターがほとんどいない。

1時間くらい見て、トイレ休憩へ。

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ラフな服装の若い子が多い。

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この中で正装してたら、絶対浮く。

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会場の前では、大型スクリーンで中の様子を見ている
人たちがちらほら。

休憩して、もういちど中へ入ろうかとも思ったが、
なんとなく面倒になって、結局、外へ出てしまった。
やっぱりお目当てのスターがいないと、つまらん。
まあ、今の私には、中華ポップスには縁がないということで、
ちゃんちゃん、でした!

おまけ
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定食のはずが…..

昨夜、同僚の高見直子と夕食を食べに、
とあるレストランに入った。

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鶏の脚の定食を注文したんだけれど、
出てきたのが、これ↑。
おかずは糸瓜のみ。
店員「閉店間際だから、もう、おかずが、これしかないんです。」
う~ん、注文するときに言って欲しかった。
周りの人たちをみても、やっぱり同じおかず。
まあ、こんなこともあるさ、と二人で笑いながら、
ひたすら「肉→ご飯→糸瓜」を繰り返して、
いただいたのでした。

ラジオ体操

台湾版ラジオ体操、ときどきやっているのを、
見掛けます。

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ここは銀行。

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日本でも、まだやっている会社、多いのでしょうか?

そして、夏休み、子供達は、近所の広場で、
ラジオ体操をやって、スタンプをもらっているのでしょうか?

中国語版 リリー・フランキーの「東京タワー」

日本で大ベストセラーになった「東京タワー」
(リリー・フランキー著)の
中国語版(時報出版)が発売された。
本屋で山積みされていた。
(もう一冊の「東京タワー」(江國香織著は、すでに中国語版が出ている)
実は私はまだこの本、読んでいない。

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中国語版は今なら特別価格、21%offの253元(約930円)。
日本語の本は紀伊國屋書店で735元(約2700円)。高い~~

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タイトルの文字、東京タワーになってますね。
リリー・フランキーは、漢字の当て字を使わなくて、英語。
立力・福藍克……とかどうでしょう?
こういうの、考えるのちょっと楽しい。
台湾にいる西洋人で、漢字の名前を持っているひと、
多いですよ!

ヤクルトと芋けんぴ

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どのへんが「ヤクルト」??

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芋けんぴのパッケージを見たら、

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またまた、楽しい日本語を発見。

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お店の人に「変な日本語だよ」と言ったけれど、
余計なお世話だったかも。
それに、こういうのが、なくなると、寂しいもん。

鳩と健康歩道

台北市の中山公園に「健康歩道」というものがある。
多分、台湾観光ガイドにも載っている有名な場所だ。
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約90センチ幅の歩道に、丸い石がはめ込んであって、
そこを裸足で歩くと、足の裏のつぼを刺激して、
身体によいそうだ。
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しかし、私は、ほぼ毎週、そこを訪れるのだけれど、
偶然なのか、そこを歩いている人を見るのはまれだ。
裸足で歩くと誰かの水虫が移るのが怖いのか(私は怖い)、
もう時代遅れなのか…….

きょう、歩いていたのは、鳩さんだけだった。

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がんばれ、ばんばれ。

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もう少しでゴールだ!

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ゴールイン!

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鳩「ああ、やれやれ、いい気持じゃった~~」

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それじゃあ、こんどは私の番。
(靴のままで歩く)(尻がでかい?)

駱克の引っ越し

台湾に来て11年ちかくも通いつめた、レコード・CDショップ、
「駱克」がもうすぐ引越しをする。(多分、今の場所は6月末まで)。
店長が「ここは家賃が高いからねえ……」なんて言っていたけど、
まあ、他にも理由はあるんだろう。
忠孝東路4段の裏通りの、常連客がたくさんいた店だ。
私はいつも音楽おたくの夫について行っていただけだけど、
いまではあんまり見かけないような、いかにもジャズ喫茶とか、
レコード屋を営んでいそうな風貌の店長や、ジャズおたくの
店員など、アウトサイダー路線で生きている(勝手に決めつけていいのか?)
ように見える人たちに会うと、何となくほっとしていた。
儲からない商売には、すぐに見切りをつけて、商売変えをする
人が多い(と思う)台湾では珍しい店の一つだと思う。

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新店舗は、今より広くなると聞いているので、次からは、
タクシーに乗って行ってみるつもり。
(今までは、徒歩でも行けた)
店内の大きなビクターの犬も、もちろん一緒だ。
店長曰く「彼は店の看板だからね」。
新店舗の詳しい情報は、またこんど。

髪菜

台湾には「髪菜」という食べ物がある。
今朝、たまたまスーパーで見掛けたので、
買ってみた。

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これが「髪菜」。
台湾で初めて目にしたときは、ぎょっとした。

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人間の縮れた髪の毛のよう。
それで、この名前がついたようだ。
これが食べ物だとは、信じられない人もいるだろう。
しかし、ちゃんと食べられるのだ。

さっそく調理してみる。

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ひじきなどの乾物と同じように、
水にしばらく漬ける。

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20分後。
水でもどしても量がどーんと増えるわけではない。
ちょっとだけ、膨張したような…….

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それからさっと洗って、茹でて、お椀に移す。
洗ったあとの髪の毛みたいに、つやつやになった。
そのまま食べたら、ちょっとだけ甘みを感じた。

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そのあと、インスタントの吸い物の素を入れて、
熱湯を注ぐと、「髪菜入り吸い物」の出来あがり。

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う〜ん、なかなかいける。
もずくを食べているようだ。
だけど、たしか、山の幸だから、磯の香りはしない。
みなさん、ぜひ、台湾土産にどうぞ。
人気者になる、または、変なヤツと言われること、
請け合いです!

おまけ

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これは、夫が「キース・ジャレット」に変装するために、
買ったアフロヘアのかつら。
「髪菜」とよく似ている……