サド? メル?

●この週末はCDを1枚しか買わなかった。
近所の行きつけのCDショップで、いつも始めにクラシックコーナーを物色することにしている。最近このショップは、クラシックのマイナーレーベルものがどんどん減っていって面白くない。
●ワタシのゆってるマイナーレーベルって超マイナーじゃなくて、例えば、ハイペリオンやシャンドスとかBISとかのクラシックファンなら誰でも知ってるレーベルのことだ。以前は種類・数量は少ないけれど、話題の新盤等、必ず置いてあったのに、まあ売れないから仕方ないんだろうけど。
●で特に欲しいCDが無いと、ジャズコーナーへ。
まずチェックするのは、日本の輸入盤コーナー。ものによっては日本よりも割高だったりするが、紙ジャケだったり、そうでなくても日本語の解説がついているのが、初級者のワタシにはうれしい。
●日本盤は売り切れごめんなので、買いそびれたのは、台湾盤(中はアメリカ盤、中国語の帯付き)を買う。台湾盤は日本盤より3割くらい安い。
●で、昨日買ったのは、この「サド・ジョーンズ、メル・ルイス&ジャズオーケストラ」の「セントラル・パーク・ノース」。ジャズファンには、「サド・メル」で通じる有名なジャズビッグ・バンドだ。このCDは1969年録音ということで、8ビートのファンキーでロックなのりの曲もあって、めちゃかっこ良いのだ。
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うしろで寝ているのは、ミミ

●こういうのを聴くと、ビッグバンドって良いよな〜って思う。そんでもって、高校生の頃を思い出す。ワタシの通った高校にも一応ブラスバンド部があった。あるにはあった。が恐るべしことに、まともに楽器を吹けるのは2年生のトランペット担当の一人だけだった。部員は総勢5人程度。部長はロック好きのドラマー。顧問の教師は、クラリネット担当。1年間に3日間くらいしか練習しないらしく万年超初心者。
う〜ん、困った、が憧れのテナーサックスを吹いて良いって言うので、クラスメイトを誘い入部した。
●結局そのブラスバンド部っていうか音楽部は、部室(といっても10畳くらいの天上の低い、物置のような部屋)が、休憩時間・放課後の不良のたまり場、喫煙場所のようになってしまい、粘着質の風紀係教師の執念の追跡・証拠探し・持ち物検査などにより、ほぼ廃部に追い込まれてしまった。まあそれが無くても、存在価値のないクラブだったのだが….
●そんで、最初の数ヶ月は熱心に練習したテナーサックスも練習場所が無くなり、結局そのうち興味も無くなってしまった。すぐに諦めたのはもともとそんなに興味なかったからだろう。
●しかし体育祭の時だけ、このクラブは復活し、OBの応援参加のもと数曲演奏した。みんなの入場行進に合わせて、というかマーチに合わせて行進してもらうのだが、しょっちゅうトランペットや、トロンボーンがずっこけて、「おい〜、それじゃ〜行進できんだろーうが、しっかり吹け〜、あほ〜」とか大笑いされたのを覚えている。
多分部員のなかでワタシが一番上手かった。そのくらい情けないクラブだった。
●そしてその唯一の活動の場で演奏したのは3年間通して「それゆけカープ」、「赤ヘル音頭」の2曲だ。は〜。さすが広島の学校。

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