昨日のつづきです。
このホテルの天井には、紐がたくさん取り付けられていました。
紐をひっぱって、電気を点けたり消したりするのです。
そして、中は、かなり広いので、手書きの案内表示がところどころに
貼ってありました。
さて、食事は….
夕食です。ホテルのご主人の妹さんが作られたものです。
これに、ごはんとお味噌汁が付きます。多すぎて、食べきれませんでした。
とっても美味しかったです。
朝食です。やはりご飯とお味噌汁付き。これも量が多い。
奥に見えるのは、デザートの山形の柿、美味しいんですよ。
渋抜きをして、甘くしたものです。
食堂で、テレビを視ながら、ゆっくりいただきました。
さて、このホテルですが、来年の春頃に閉めてしまうそうです。
泊まり客がほとんどいないし、維持費も大変だとのことでした。
寂しいですね。この建物も、将来壊してしまうのでしょうか?
(ご主人はまだわからないとおっしゃていました)
何とか、存続、または保存できないのでしょうかね?
女優の杉浦春子さんも、2回程、泊まられて、帰り際にご主人に、
「止めないでくださいね」とおっしゃったそうです。
ビジネスホテルのような快適さは感じられませんが、
こういう古い家に寝泊まりすることは、今ではほとんどできないので、
貴重な体験はできます。不便さを楽しんで、古い壊れやすいものを、
丁寧に扱って、ご主人に失礼のないように振る舞う。
ずっとそんな気持ちでいました。