ビル火災

昨夜は、数年前の台湾大地震以来、またまた、
怖い経験をした。
会社の入っているビルの1階のレストランの
厨房から火が出て、夜中まで外に避難していたのだ。
夜、残業中、外からはサイレン、
廊下からは非常ベルの凄まじい音。
「地下の厨房が燃えているから、
すみやかにビルの外へ出るように」
という放送も流れてきて、もう、大慌てで、
日ごろから用意している「地震グッズ」を持って、
逃げる準備をした。
いちばん、あせったのは、飼っている猫を、
つかまえるとき。
警報の音におびえて、どこかへ隠れてしまったのだ。
やっと、見つけてキャリーバックへ入れたときは、
ほんとうに、ホッとした。
そして、9階から階段を降りて行ったのだが、
5階くらいから煙が濃くなって、しかも臭くて、かなりあせった。
1階にたどり着いたときは、生き返った気分。
それから何時間か外で待機。
とにかく、煙の量が多くて、ビルからだいぶ離れた
ところへ行っても、焦げ臭いがしていた。
幸い、このビルは入り口と階段が左右2箇所にあって、
比較的煙の少ない入り口の方で、各階の監視モニターを
見ることができる。それで救助作業もはかどった様子。
(私は、日本語放送を買って出た!)
みなさん、防災グッズの準備は大切です。
どうぞ、お気をつけて!

下の写真は、深夜、住民がみんな家へ引き上げてから、
現場検証のときに撮ったもの。
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ちょうど晩ご飯の、どん兵衛とカップ焼きそばを食べようとしたときに、
警報が鳴ったから、帰ったら、もううどんは膨張、焼きそばは、
カチカチになっていた。

翌日の今日、1階のレストランは、なんと営業していた。
厨房は深夜に片付けて、使えるようにしたそうだ。
火事の報告の張り紙も何にもなし!
おそるべし商売魂!!

ビル火災」への6件のフィードバック

  1. 失火したのに翌日営業
    日本では有り得ないですが、台湾ではよくありますね。
    店舗を全焼しても死傷者が出なければ、1週間から1ヶ月で営業再開というのも何回か目にしました。(昔民生東路に在った石頭火鍋のお店は、私が知っているだけでも2回全焼、1回一部焼損でその都度改装して再営業していました、全焼の内1回は火事発生直後に現場向い側を通りがかり、店舗が焼きつくされるのを見ていたので、暫らくして営業再開を目にした時は、嘘っ!!と声を上げてしまいました)
    死傷者が出たような大火災のケースでも数ヶ月から2年程で営業再開したデパート・大手レストラン・ホテル等もありますね。

  2. 大事に至らずに良かったですね。煙を吸いながら階段を降りるときの不安感が良く分ります。
    この六月、投宿していた台北でホテルの厨房が燃えて、同じ思いをしたのを思い出しました。
    緊急の事態に猫ちゃんを探すときのあせった気持ちも良く分ります。
    ≪防災グッズ≫の常備、見習います。

  3. yamaguchiさん
    私も、今日、レストランが何事もなかったように営業しているの見て、「うそ!」と驚いてしまいました。
    1階の入り口付近は、まだ異臭が漂っていたのに…
    mr.xさん
    すぐにmr.xさんの火災記事を思い出しました。そして、あ、そうだ、中国語の分からない日本人もいるはずと思い、日本語でビル内放送をしました。
    ありがとうございます。
    防災グッズは大切です。
    今回は、大地震のときと違って、必要なものを持って出ることが出来ました。

  4. ご無事でなによりです!!
    むー…せめて同じビルの人に迷惑かけたってことで謝罪文でも張っておいて欲しい気持ちですが…( ̄_ ̄;
    でもホント無事でよかったですね!

  5. みなさんご無事で本当によかったです。。。
    大事に至らなくてよかったです。
    日本語放送さすがです。きっと助かった方たくさんいたでしょうね!!

  6. フジコさん、ばねっささん
    ありがとうございます。
    本当に、何事もなくて(多分)良かったです。
    レストランは…..まあ、こういのが良くも悪くも台湾らしいというのか…

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