洪易

 

前々回の熊の記事について、台湾だったら、どんな表現になって

いたでしょう、というコメントをいただきました。

 

それで、私の頭に浮かんできたのが、洪易氏です。

洪易氏の作品は、数年前から台北の街でよく目にするようになりました。

いろいろな動物を、独特の色遣いと、形で表現しています。

それで、洪易氏が熊を作成したら、面白いものが出来るのでは

ないのかなあ、と思ったのです。

 

うちの近所の画廊にも、彼の作品が何点か置いてあります。

 

 

これは、年末年始に、特別に画廊の前に置かれていた今年の干支、「龍」。

 

 

実は、洪易氏の作品は、うちにも1つだけあります。

とってもとっても小さなものです。

 

去年の作品、「小青花狗」(犬)です。

 

寝ているのか、起きているのか、よく分かりませんね。

 

 

こういう、色の少ないのも、すっきりして良いなあと思いました。

 

お尻も丸くて、つるんとしていて、可愛いでしょう?

 

ということで、洪易氏、台湾の熊を作ってくれないでしょうか?

見てみたいです。

 

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艾未未

 

前回、ユナイテッドバディーベアのことを書いていて思い出しました。

 

去年の12月、台北市立美術館で行われていた、中国大陸の現代美術家“艾未未”の

個展「缺席」に行って来ました。

艾未未氏のことは、今まで全く知らなかったのですが、たまたまネットで

彼の記事を目にして、凄い人だなあと思っていたら、偶然にも台北で、

彼の個展をやっていることが分かり、その翌日に行ってみたのです。

 

 

入り口のロビーに置いてある作品のみ、撮影が許可されていました。

 

 

銅で作った、十二支の作品です。

 

中に展示してあったのは、写真、ビデオ、それから何と表現したらよいのか

よく分からないのですが、昔の家具の一部を壊して作った作品など、いろんな

種類のものがあり、彼の心の内の激しい思いを吐き出したものと言うか、

全体的に過激なメッセージを感じるものが多かったです。

 

一番、印象に残っているのは、何百台もの自転車を積み上げて作った巨大な作品

「永遠の自転車」です。

(ネットで検索すれば、どんなものか見ることが出来ます)

この作品は、タイヤのゴムから発している強烈な臭いも表現の一部のような

気がしました。

(展示室の注意書きに「この臭いは、検査の結果、身体には影響ありません」

とありました)

実際に自分の目で、この自転車の作品を見ることができて、本当に良かったです。

 

艾未未氏は中国大陸で人権運動にも力を入れているようですが、

台北市がよく彼の個展を許可したなと、ちょっと不思議に思いました。

馬英九総統も見に行って、絶賛していたようです。

これは、選挙前の彼のパフォーマンスだったのかも知れない、とも思いました。

 

 

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ユナイテッドバディーベア(United Buddy Bears)

 

昨日の続きです。

この熊たちのことを色々聞いて来ました。

これは、チャリティプロジェクトで、2002年にベルリンで

始められたものだそうです。

クアラルンプール独自のものではないそうです。

全部で140体。

世界各国の芸術家が、各々の国をイメージして作った作品

だということでした。

 

それで、問題の日本のなんですが、

 

 

この手前にある、白いのがそうです。

 

 

あまりのシンプルさに驚きました。

まあ、でも、すっきりしていて良いかも、

と、自分を納得させて、この作品を自分の中ですぐに消化

させました。

作者の名前を見たら、日本人っぽくなかったです。

どういう方なんでしょうね。

 

うしろは、こうなっています・

“ベルリン”と書いてあって、一昨日は、どういう意味があるのか

分からなかったのですが、今日、このプロジェクトが

ベルリンで始まったことを知ったので、納得です。

何だか、落書きのようにも見えて、面白いですね。

 

 

 

 

 

日本の熊以外に、もうひとつ気になることがありました。

台湾です。探したけれど、やはりありませんでした…

 

私は外国に行ったときに、その地で、日本の文化や産業等が

紹介されていると、嬉しくなります。

愛国心が特に強いという訳ではないのですが。

なので、台湾の人の事を思うと、こういう時、

複雑な気持ちになるのです。

 

 

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